シヴァ
るな
シヴァ
るな
彼女に腕を引かれて、俺は逃げようがなかった。
彼女に何をされるかわからないのが、まじで怖い。
シヴァ
るな
彼女に連れられて来たのは、基本が黒い服でそこにくまのぬいぐるみの絵や
チェーンや、服が破れて中の生地が見えるなどの服だった。
俺には、この服の良さがわからなかった。
でも、俺は彼女の付き人になりつつある。
これぐらい、認めてあげなくちゃ。
るな
シヴァ
るな
シヴァ
彼女は、次々に漁っていく。これもいい。あれもいい。
我儘な姫みたいだ。
その後、店員さんが来て、一緒に彼女の服選んでくれている。
その間に、俺は店を抜けてベンチに座って休憩する。
正直、女子と買い物行くのは嫌いだ。
男女だから、好みが全く合わなくて。
こだわりすぎて、時間が長くなるし。
大変だから嫌いだ。
彼女は、服を買って早速着て、他の場所に出かける。
次に、水族館に来た。
休日だから、人は多いけれどこれは仕方ない。
俺は、水族館の雰囲気が好きだ。
少しほの暗くて、静かで。優雅に泳いでいる生き物たち。
時間が一瞬で溶けていってしまいそうだ。
はぐれないように、彼女のことをちゃんと見ておかなきゃな…
ギュ
シヴァ
るな
シヴァ
俺は、いつもと彼女の態度が違ったもので少し混乱した。
それに、女子と手を繋ぐこと自体ドキドキもしなかったのに
なぜか、今は心臓がうるさい。
ドキドキどころじゃない。バクバクまでいっている。
あー手汗かかなければいいんだけどな…
俺たちは、今日日曜日だってこともあるのでもう帰ることにした。
遅くまでいると、勉強が間に合わないから。
にしても、人がいっぱいだな…
休日だから仕方ないか…ッ…
人がいっぱいで、ぎゅうぎゅうになっている。
身動きも取れないくらいに。
もうそろそろッ…耐えれなくなって来た…
楽な体勢を取りたい…ダメだ…ごめん…
るな
シヴァ
耐えきれなくて、俺は彼女に壁ドン状態になっていた。
壁に手をつけて、少しは楽になれたけど、今度は心臓がキツイ…
なにこの、状況…マジで早く終わってくれ…
るな
シヴァ
無事、数分で着いてお互い謝っていた。
俺が悪いのに、なぜ彼女が謝るのか分からなかったが
そのまま流して、駅を出た。
るな
田舎に行っていた都会のものかと思いながら、ベンチに腰をかける。
結構な、疲れが出て来て歩けないくらいかもしれない。
でも、きっとこの後は帰るだけだろうと思うと、少し気持ちが軽くなる。
るな
シヴァ
るな
なんだ、そういう事かと当たり前かのように渡した。
次々と、写真を見ている。
すると、彼女は一枚の写真に手を止める。
え?なんか悪かったかな?と少し心臓がうるさくなった。
彼女によると、料理と彼女を撮ったつもりだが
料理が全然映ってないじゃないか!と怒られた。
確かに、少し途切れている。
でも、君をメインに撮ってって言っていたから撮ったのだけど…
そういう意味じゃない!とまた怒られた。
彼女に満足できない写真を撮れなくて、少し悔しいが反省をしている。
人1人さえ、満足できないのか。
と自分に語りかけると、胸が痛くなる。
『でも、綺麗に撮れているね。』
俺はその写真を気に入っていたから、その言葉を聞いて嬉しかった。
彼女の写真は、計20枚ほど撮っていた。
満足だろうと思っていると、彼女は不満そうな顔をしている。
何が気に食わないのかを聞いてみると、「まだ足りない」だそうだ。
嘘だろ…?と思った。まだ、彼女との旅は続きそうだ。
でも流石に、今日はもう帰ろうと言って、いつもの帰り道に着く。
1日しか空いていないのに、こんなに懐かしく感じるんだな
って、感じさせられた。
シヴァ
るな
いつも通り、彼女と別れる。
明日…起きれるか少し心配だ…。
コメント
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おかしい…部活の量がおかしい…。部活終わって、やっとコーラさんの小説読めたと思ったらこのあと塾か…泣きたい
待ってましたァ☆