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俺は小瀧望。
公立の高校に通ってる高2。
...俺は虐められとる。
前に虐められてる奴助けたら 今度は俺が標的になってしもて。
それからずっと、って感じ。
やから、俺はいつも窓側で外眺めとる。
運がいいことに席替えで 一番窓側の前から3番目になってん。
一番人目に付きにくいとこ。
まあ、そんな感じで授業中も休み時間もずっと1人。
もうほんとに虐められっ子って感じやな。
黒縁メガネに髪も長くて、前髪は目の下あたり。
...でもな、俺には苦手な奴がおんねん。
それがな、
青 .
青 .
赤 .
赤 .
青 .
赤 .
青 .
赤 .
青 .
隣で重岡と楽しそうに話してる奴。
...藤井流星。
俺の隣の席の男。
女遊びが酷くて、クラスの人気者。
藤井の周りにはいっつも女子が集っとる。
...俺の苦手なタイプ。
人気者で女遊びが激しい。
そして周りには常に女子。
俺とは絶対気が合わん。
卒業まで絶対に誰とも話さん。
そう決めとったのに–––––––
さようならー
6時間目も終わり、下校の時間。
部活に行く人もおれば、家に帰る人もおる。
まあ、俺は家に帰る方なんやけどな。
でも今日はちゃう。
なんか先生に呼び出されて。
放課後ちょっと残れって言われて。
なんか悪いことしたっけな。
てかなんで俺残る言うたんやろ。
なんで断らんかったんやろ。
あーもう。
そんなことを考えていると。
青 .
桃 .
後ろから誰かに話しかけられ、俺は振り向いた。
桃 .
青 .
桃 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
青 .
青 .
あなたに関しては悪いことしかしてない気がするなんて、 口が裂けても言えない。
すると。
おー、お前ら。
ちゃんと残ってくれてたな。
桃 .
ま、それが当たり前やもんな。
じゃあ。
小瀧。
桃 .
藤井に勉強教えてやってくれ。
桃 .
青 .
青 .
まあまあ、そう言わずに。
学年でもトップレベルの小瀧なら、
藤井に勉強教えられるだろ。
藤井もこれ以上赤点取ると留年するぞ?
青 .
じゃあ勉強しろ。
じゃ、小瀧よろしく。
桃 .
それじゃ。
桃 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
2人の中で気まずい沈黙が続いた後。
藤井が口を開いた。
青 .
桃 .
俺は仕方ないと思いながらも進めた。
桃 .
青 .
桃 .
まあ、苦手でもないけど得意でもないって感じやな。
まあ、こいつの事やし基礎も分からんやろな。
方程式から教えていくか。
桃 .
青 .
桃 .
そして1時間半ほど過ぎ...
桃 .
桃 .
青 .
最初の方全然分からんかったくせに。
まあ、そんなことはどうでもよくて、
そろそろ片付けるか。
桃 .
桃 .
俺が藤井の方を見ると、
俺の顔から20cmほどしか離れていない 藤井の顔があった。
桃 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
俺が言葉を言い切らずに藤井は俺の髪の毛を掴んだ。
そして俺は顔をぐいっと上げられ、
桃 .
俺が藤井と言い切る前に。
俺と藤井の唇が重なった。
桃 .
桃 .
青 .
...は??
青 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
なんでやねん。
俺の苦手な奴やのに。
心臓が高鳴っとる。
俺は1人取り残された教室で 呆然と突っ立っていた。
それからと言うもの。
藤井はやけに俺に話しかけてくるようになった。
そのお陰で女子からは睨まれる。
あー、怖い怖い。
ま、俺は藤井がいるから心強いけどな。
桃 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
その時も女子からの猛烈な視線を感じた。
あー、女子こわ。
そして放課後。
いつもの様に勉強を教えていると。
青 .
桃 .
青 .
青 .
...となると?
桃 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
桃 .
そんなことしたらまた女子から言われる、!!
青 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
俺は自分の顔が赤くなっていくのがわかった。
桃 .
青 .
青 .
桃 .
桃 .
青 .
その瞬間、流星の顔も赤くなってるような気がした。
最悪や。
昨日あんなこと話したから、
流星のノート間違えて持って帰ってきてしもた。
しかも次の時間のノート。
今は休み時間で周りには女子しかおらん。
やば、今渡したらどうなることか、、
でも次の時間ノート無かったら流星困るよな、、
いや、もうどうにでもなれ!!
桃 .
青 .
青 .
その瞬間、俺は女子から鋭い視線で睨まれた。
桃 .
桃 .
青 .
すると。
おい。
桃 .
お前、なに気安く流星に話しかけてんの?
しかもお前が流星呼びとかキモイんだけど。
桃 .
俺が流星呼びした事で、周りの女子から 色々言われる羽目に。
まじキモイ。
さっさと消えろよ、っ!
どんっという音がして、
俺の体は後ろに投げ出された。
もうダメや。
そんなことをしていると。
青 .
何かに包まれる感覚があった。
そして、後ろを向くと。
青 .
桃 .
...そこには流星がおった。
流星、?!なにしとん?!
青 .
青 .
っ、、
もうええ!!
桃 .
桃 .
青 .
青 .
青 .
赤 .
そう言って、俺と流星は帰りの支度をして 教室を出た。
桃 .
桃 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
流星、、今、なんて、?
青 .
桃 .
青 .
青 .
青 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
俺は耐えられんくなってその場から逃げ出した。
桃 .
俺は自分の部屋に入るなり、ベッドにダイブした。
桃 .
確か前までは苦手やった。
あの容姿、性格、全て俺とは正反対。
でも最近薄々気付き出して。
...流星のことが好き。
前までは女遊びが激しい奴としか思ってなかったけど、
最近は流星の優しさに気付いて。
「好き。」
たったの2文字。
桃 .
メッセージのアイコンには、
重岡と楽しそうに浜辺でピースしている写真。
桃 .
俺はメッセージ画面を開き、
俺も好きやった。
この文字を打ち込んだ。
でもここからが進まへん。
桃 .
そんなことを考えている間も、
時間は過ぎてゆく。
いや、もう送ってしまおう。
あかんかったらあかんかったで、
いつも通り接すればええだけや、
桃 .
桃 .
桃 .
桃 .
桃 .
青 .
青 .
ピンポーンと、家のインターホンが鳴った。
桃 .
俺はドアを開けた。
すると、
桃 .
青 .
...そこには流星がおった。
真剣な顔で俺と向き合ってくれとる。
桃 .
桃 .
青 .
青 .
チュッ
そうして俺と流星は熱いキスを交わした。