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2-5と書かれた教室の扉を開くと、 既に彼は生徒用の席につき、退屈だと言わんばかりに誰かが忘れたボールペンを指先でくるくると回していた。
舞子
顔を上げる素振りもない彼に、舞子は入り口から動くこともできず、少し苛立ちを感じる。
舞子
2人の時だけに言える彼の下の名前は、彼自身も呼ばれて嬉しいと伝えてくるようにすぐにこちらと目が合う。
翔太
翔太
翔太
やれやれと気怠そうに両手をズボンのポケットに入れたまま、彼は舞子の方に歩いてくる。
舞子
舞子
翔太
翔太の右手はいつの間にか舞子の腰を意味有り気にさすっている。
舞子
舞子
舞子
ふうん。と不機嫌そうな返事をしながら翔太は左手で教室の扉を閉める。 彼の顔が舞子の右頬をかすめそうな距離にまで近づいた時、耳元で低く囁かれた。
翔太
翔太
舞子
舞子
翔太
翔太
翔太
舞子
舞子
翔太
翔太
翔太
舞子
舞子
口では否定するものの、自分が言って欲しかった気持ちを翔太が代弁してくれた事に、舞子は嬉しく密かに勝った気になる。
翔太
舞子
舞子
舞子
翔太
翔太
翔太
舞子
舞子
舞子
舞子
翔太
翔太
舞子
舞子
舞子
舞子
自分が一番可愛く見える角度から、精一杯の甘えた声を掛ける。
翔太
言葉とは裏腹に左の口角が上がるのは、翔太が喜んでいる時のそれだ。
舞子
舞子
舞子
左の口角を上げたまま彼は内側のカーテンと鍵を閉める。
翔太
キスから始まり、彼の高い体温が全身に受け渡される。