__𝗥
…ふっ、さすが大山津見神
__𝗥
好きな子のためならなんでもするってこと?
__𝗗
そうだけど
__𝗗
好きなんだから手離したくないに決まってる
𝗡__
!///
__𝗘
ていうかそんなに大きい音出して大丈夫なの…って
__𝗘
あー…なるほど
__𝗘
防音結界を張ってるだなんて流石の徹底ぶり
__𝗠
まさかるなさんにえとさんが神使だったなんて…!、
__𝗘
……
𝗡__
…本当に2人が神使なの…??
__𝗥
…そうだよ
__𝗥
これまでのるな達はぜーーんぶ嘘
𝗡__
……っ!、
__𝗗
おい、そこまでだ…!!!
__𝗗
お前らはどれだけのあちゃんを傷付けたら気が済むんだよ…!
__𝗗
のあちゃんの友達だから今まで見過ごしていたが…流石の俺でも手加減しない
__𝗘
はっ… 、 私達のことも舐めてもらっちゃ…
__𝗘
困るのよ゛っ!!
__𝗗
?!
なにこれ…?!
__𝗗
のあちゃんっ!!!!
𝗡__
どぬ…!!
𝗡__
私のことは大丈夫だから…私なりにこっちで頑張ってみる…!
𝗡__
またね…!!!
__𝗠
のあちゃんがいなくなった…?!
__𝗗
…転移結界だ
__𝗗
それも上級の転移結界だからいくら検知しても痕跡が残っていない…!!
__𝗗
それにのあちゃんは人間だから神の世界にいすぎると他の神に目をつけられるかもしれない…
__𝗗
クソッ!あんの事代主神が…!!、
__𝗗
…てかあんた、何で俺の事情を知ってるんだ??
__𝗠
''のあちゃん'' が話してくれたんです
__𝗗
''のあちゃん'' …??
__𝗗
いつの間にそんなに仲良く…
__𝗠
あ、勘違いなさらないでください!՞ ՞
__𝗠
決してそういう感情は抱いていませんので!՞ ՞
__𝗗
ふ〜ん…??
__𝗗
…ま、いいや
__𝗗
他の人間よりは役に立つだろうし、ほら行くぞ
__𝗠
え、えっとどこに…??՞ ՞
__𝗗
あ??のあちゃんを探しに行くに決まってんだろ
__𝗠
えっ?!どこにいるか分かるんですか?!
__𝗗
んなもん分からねぇ
__𝗗
…だが ''アテ'' はある
__𝗠
''アテ'' …??
𝗡__
こ、ここは…??
__𝗥
''神迎えの道''…神のみぞ通れる道、今からのあちゃんはこの道を通って事代主神様のところへ向かうの
𝗡__
え、で、でも…私一般人なのに通っても大丈夫なの…??՞ ՞
__𝗘
事代主神様から許可が下りてるから大丈夫
__𝗘
分かったらほら、さっさと行くよ
𝗡__
う、うん…
2人が神使って分かったときはびっくりしたけど…
やっぱり2人は変わってない、優しいな…
__𝗛
…やっと来たな、小娘
𝗡__
事代主神…なんでこんなことしたんですか??
__𝗘
のあ…!事代主神様に向かってなんて口を…!!
__𝗛
良い、いつものことだ
__𝗥
は、はぁ… 、
__𝗥
( いつものこと…?? )
__𝗛
そんなの分かってるだろ、大山津見神に神議に参加してもらう為だ
__𝗛
いくら僕が説得しても来る気配なんてないし、小娘を人質にでもしたら来るかと思って♡
𝗡__
ふざけないでください
𝗡__
私を神様同士の問題に介入させないでくださいよ
𝗡__
私はどこまで行っても所詮一般人、私なんかにできることなんてないんですし
𝗡__
私のせいでどぬに迷惑かけるのはやめてあげてください
__𝗛
健気だねぇ… 、 そんなにあいつのことが大事なんだな
__𝗛
あいつとどこまで行ったんだ??
𝗡__
……はぁ?!///
𝗡__
た、確かに大事ですけどそんなんじゃないですから!///
__𝗛
!
__𝗛
(( 結局まだ手は出していないのか…
__𝗛
( あいつにしては珍しい… )
__𝗛
( 良心の欠片も無いことで有名だった大山津見神が本気に大切にしている小娘…か )
__𝗛
( それに僕に対してのこの態度… )
__𝗛
……笑
__𝗛
( 面白そうだな )
𝗡__
…ってちょっと!聞いてますか?!
𝗡__
私は何を言われても絶対に応じないんですかr…
__𝗛
大山津見神はやめて僕にしない??
𝗡__
……は
__𝗘
な、何を仰っておられるんですか?!՞ ՞
__𝗥
そうですよ!人間の子を娶るなど…!՞ ՞
__𝗛
流石に僕も新しいお嫁さん欲しいし、小娘…いや、のあちゃん僕のお嫁さんにならない??
__𝗛
のあちゃんにとっても悪い話ではないよ
__𝗛
のあちゃん、生活に困ってるって話してたよね
__𝗛
でも僕のお嫁さんになったらあいつと違って何不自由ない生活をさせてあげられるし、勉強なんかもしなくていいんだよ
__𝗛
どうかな??
ニコッ
𝗡__
!
私の好きだった先輩の笑顔…
それに、何不自由のない生活は昔から私も望んでいたこと…
私からしたらまたとないチャンスでもある
だけど……
だけど… 、 私が一番望んでいることが事代主神との生活には 「 絶対 」 ない
だから…
𝗡__
ごめんなさい、お断りします
__𝗛
!
𝗡__
私が一番望んでいるのは… 、 どぬからの 「 おかえり 」 だから…!
𝗡__
事代主神!あなたには絶対叶えられないことなんです
__𝗛
僕を…… 、 この僕を…断っただと…??
__𝗛
ふざけるな、人間の分際で…!!
__𝗥
〜〜っのあちゃん…!、
__𝗘
危ない…!!、
もう駄目……!!!!
𝗡__
!
𝗡__
るなちゃん、えとちゃん…?!
__𝗥
早く゛……逃げてっ…!!
__𝗥
あまりもたないかもだからっ…!、
𝗡__
な、なんで…
__𝗘
、 話は後で…!!、
__𝗘
''またね'' 、 のあ…!
𝗡__
!
𝗡__
…2人ともありがとう…!
__𝗛
…これはどういうことかな
__𝗛
瑠海(るな)、 江蜥(えと)
__𝗘
…申し訳ございません
__𝗥
''親友'' を守るのも ''親友'' の務めですので
__𝗛
''親友'' …ねぇ… 、
__𝗛
でもいつまでそうやって逃がすつもりなの??
__𝗘
……
__𝗛
2人があの小娘連れて来るのを今日まで引き延ばしてあげた見返りがこれ??
__𝗛
僕は2人をこんな風に育てた覚えはないんだけど…
__𝗥
るな達の…親友なんです、たった一人の
__𝗛
…流石の僕も手加減しないよ
__𝗘
瑠海、やるしかないよ
__𝗥
うん…!ここまで来たらのあちゃんが逃げれる程度の時間は稼ごう…!!