マイク
お、帰ってきたのか。
相澤消太
あぁ、今日はもう帰る
マイク
どうした?体調悪いのか?
夢主
いや、べつに―――
がたっと、体が傾いた
相澤消太
っ、大丈夫か。
夢主
なん、、で、
倒れてしまう所だったのに
相澤先生が、体を支えてくれた
マイク
...そうだな、今日は帰ったほうがいいな
どうして、ふらついたの、、
過去が、足に着いているみたいで。
未来へと足を進めるのに
私にとって、お荷物だ
相澤消太
あとは頼んだ、埋め合わせ、今度な
マイク
おう、気をつけて帰れよ
夢主
あのっ、
相澤消太
内側に入ってろ、
相澤消太
車が危ないだろ。
ところどころ、水溜まりがある
雨上がりの匂いがする
夢主
そこまでしなくても...
あぁ、忘れていた。
この人は言うことを聞いてくれないんだった
べしゃっ、
夢主
わっ、、、
車が水溜まりに入って、水が飛んできた
でも、相澤先生が居たおかげで、濡れていなかった
夢主
ぬ、濡れちゃいましたよ、、?
相澤消太
...大丈夫だ。
マイク
おーい、相澤忘れ物!!
マイク
って、濡れすぎだろ!?どうした!?
相澤消太
車が水溜まりを通って...
マイク
世話が焼けんなぁ、ほら、タオル
がしがしと効果音が付きそうな程に
乱暴で荒々しく拭いていた
相澤消太
俺は、自分で拭けるが...
マイク
あ?うるせぇ。甘えてろ。
乱暴に髪の毛を扱うところは
この人から学んだのか。
何だか既視感があると思っていた