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桃赤
モブ
モブ
モブ
モブ
桃
桃
モブ
桃
桃
モブ
モブ
桃
桃
桃
桃
赤
赤
桃
赤
桃
桃
桃
桃
桃
赤
赤
赤
赤
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
赤
俺と赤の両親は、 俺たちを守ってなくなった
電車に乗ってる途中、 いきなりある男がナイフを持って暴れまわった
みんな大騒ぎだ
次から次へと 違う車両に移っていく人々がいた。
俺たち家族は、逃げ遅れてしまった。
俺たちも逃げようとした瞬間 車両と車両の扉を閉めた人がいた
その瞬間、俺はもう死んだと思った。
けど、最後までお母さんとお父さんは 俺たちのことを守ってくれた
自分の命を
犠牲にしてでも。
お母さんとお父さんが亡くなってから 俺とねーちゃんは、
男の前にたって、
殺してくれって、言った
お母さんとお父さんがいない日々なんて、地獄と一緒だと思ったから。
けど、俺たちは殺されなかった
「殺してほしいやつを殺しても面白くないから」と、
そう言われた瞬間、絶望した。
あのとき、あのときから、
俺は復讐しようと決めた。
お母さんとお父さんを殺した犯人を。
そして、
車両の扉を閉め、 自分さえよければ、と思っている人々を。
お母さんとお父さんが刺されてるとき、呑気にスマホで撮影していた人々を。
俺は、頑張ってそんなやつらを殺してきた。
だが、まだ全然 殺せてなんかいない
お母さん、
お父さん、
こんな息子でごめん
あと、まだ謝らないといけないことがひとつある
俺は赤と、付き合ってる。
桃
赤
赤
赤
赤
桃
桃
桃
赤
結ばれることのない、俺らの関係。
幸せになれるはずのない、世界。
死んでも、天国にいくことなんかできない。
そんなことわかってる。
けど、俺は復讐をして、 後悔なんかない。
俺は、もう少ししたら死のうと思う。
天国に行けないから、俺はお母さんとお父さんに二度とあえないけど
赤も天国にいくだろうから、 俺は地獄で１人反省する。
赤
赤
赤
桃
桃
赤
赤
桃
桃
赤
赤
赤
赤
桃
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
桃
桃
桃
赤
桃
桃
赤
赤
赤
赤
桃
そして、俺たちは最後に身体を重ねた
最後に。
いまみてくれたる人に一言。
復讐するんだったらしろ。
ただ、殺すな。
俺みたいになるからな笑
さようなら、
残酷な世界。
end
