寧々
ねぇ、類、
寧々
司は…?
類
司くんは…
言えないだろう…
そんな心配そうな顔をされたら
次の収録までに寧々が立ち直れる訳ない
嘘をつくしかない
類
…無事だよ
類
少しお腹が痛いと言っていた
寧々
…えむしか、バグらなかったの?
類
…!
寧々
えむだけなの…?
やはりそうだったのか
類
違う…ごめん、嘘ついて
類
えむくんと、司くんは
類
おそらく助からない
類
助かったとしても、一生精神病院で暮らすことになるだろう
寧々
な、なんで?
類
息していないんだ
類
それにダンスの動きがデタラメ
類
瞳孔は開き瞬きをしない
類
そして…
類
現実を、直視しすぎてしまった
寧々
ど、どういう事…!?
類
…現実を、直視しすぎてしまったというより…
類
自分のダメなところを一度に沢山見せられた…と言った方が正しい
類
僕たちはここに来るまでに、少し催眠をかけられた
類
それは「全てがよく見える」催眠
類
しかしそれを解かれたことにより
類
…自分の悪い所を直視してしまい
類
グリーンバックの瞬間、現実を見せられた
寧々
…あ
寧々
あの時…えむは…
寧々
寧々ちゃんだけでも逃げてって…
類
僕は…司くんに…
類
類だけでも生き残ってくれ
類
そう言われた
類
でも、守れそうにない
寧々
なんで?
類
それは…2人残るつまり、
類
まだあと1回ある
寧々
っあ、
類
僕に行かせて欲しい
類
試したいことがある
寧々
ダメ…、類!
類
寧々…
類
行こう。
最後まで伝えられなかったし、渡せなかったな
「好きだという気持ち」
今更言っても…しょうがないか
寧々
…今までありがとう
類
…ふふ、二度と会えないみたいな言い方しないで貰えるかな?






