/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
？？？
なにが、どうしてなの？
えむ
え？
えむ
……その声は
瑞希
やっほー！暁山瑞希だよ！
えむ
瑞希……ちゃん………
えむ
ど、どうしたの？
瑞希
ん〜？
瑞希
授業サボろうと思って、屋上来たら
瑞希
えむちゃんが辛そうだったから
瑞希
どうしたんだろう？ってね！
えむ
そ、そうなんだ……
えむ
ごめんね。
あぁ、困らせちゃった。 見つかっちゃった。
えむ
………
瑞希
………
瑞希
………まふゆみたい（ボソッ
えむ
……え？
瑞希
あ、ごめん！気にしないで！
えむ
あ、うん………
瑞希
……ねぇ、えむちゃん。
えむ
なに？
瑞希
えむちゃんも知ってるある人から聞いた受け売りなんだけど
えむ
うん。
瑞希
えむちゃんは、えむちゃんの“正解”を突き進めばいいんだよ。
えむ
………え？
瑞希
世間一般の“正解”に囚われないで、えむちゃんらしく、突き進んでみたら
瑞希
……楽しくなる、かもね。
えむ
あ………
えむ
……うん。
瑞希
んー、なんかさぁ
瑞希
えむちゃん、ちょっと今苦しいでしょ？
えむ
え？
えむ
そ、そんなこと………
瑞希
……そっかぁ
瑞希
えむちゃんがそれを望んで突き進んでる最中なら何とも言わないけれど
瑞希
“周りのため”に進んでるなら
瑞希
……ボクは、やめてほしいな。
えむ
…………
瑞希
急にごめんねっ！
えむ
あ、いや……別に……
瑞希
じゃ、やっぱボクは授業行ってくるから！
瑞希
自分で自分が幸せになれる“正解”が見つかるといいね！
えむ
……うん
瑞希
じゃね！
えむ
うん、じゃあね
あたしは、周りのために、楽しくないのに笑っていた。
えむ
でも、あたしは笑っていたい
じゃあ、どうしよう？ あたしは何をすればいいのかな？
えむ
ショーかな。
あたしは、ワンダーステージを笑顔でいっぱいにしたい。
えむ
……でも、無理。だよね。
えむ
……はぁ
他には？どうだろう
えむ
……司くんたちといるとき？
司くんたちといると、楽しくて、思わず笑っちゃうんだよね。
えむ
……でも……
司
えむのせいで
えむ
嫌なこと考えちゃった
えむ
……やっぱり司くんと一緒にワンダーステージを笑顔でいっぱいにしたいなぁ。
えむ
……………
えむ
はぁ
えむ
自分が幸せになれる正解、か。
えむ
………もう幸せなのに
えむ
なんでだろう
胸がきゅうと締め付けられる
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
