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2030年、4月。
雄英高校に進学した私、○○は、満開の桜のトンネルの下、制服に身を包んで歩く。
桜は好きだ。 昔から。 綺麗で、儚げで、可愛くて。
○○
私が声を上げたと同時に、桜の花びらが舞い散る。 その花びらを目で追いかけていると。
ドンッ
○○
肩に衝撃がして、誰かにぶつかったと気づいた。
爆豪勝己
○○
聞き覚えのある声。 どこかで……。
○○
もしかして……!
○○
爆豪勝己
爆豪勝己
○○
そう。私と彼[爆豪勝己]とは、 小さい頃から幼なじみ。 幼稚園と小学校までは一緒だったんだけど、中学時代の頃の彼は知らない。
爆豪勝己
○○
爆豪勝己
ボソッと何か言ったかと思ったら、急に怒ってスタスタと先に行ってしまうかっちゃん。
○○
私より数歩先に歩いているかっちゃんの背中に向かって言う。
爆豪勝己
○○
爆豪勝己
爆豪勝己
○○
怒鳴りつつも、後ろの私を心配してくれるみたい。 案外優しいんだもんな、かっちゃん。
______________ 続く