期待 続 R

attention 「期待」の続きです。 R入ります。 地雷の方は控えてね！

「好き」の2文字が出てこない

伝えたいのに

たった2文字にこんなに勇気がいるなんて、知らなかった

思わずまろの制服を握る

言わなきゃ

伝えなきゃ

悶々と考えているとまろが吹き出す

まろが俺を引き寄せて抱きしめる

まろの体が離れる

顔を見ると本当に目を瞑っていて

まろは好きだけど…

自分からキス……

まろは机に座っていて、その足の間に俺がいる

先程まで抱きしめていた腕は俺の体を囲うように手を組んでいて

ﾁｭｩ

パッとすぐに離れる

正面を見ると豆鉄砲を食らったような顔をしたまろがいた

未だまろにホールドされている俺に逃げ場はなく、顔を見られないようにまろの肩に埋める

遊ばれている様な感覚に腹が立ってまろの肩を抉るように顔を擦り付ける

どうせもう全部バレてんだ

今はまだまろと居たい

まろの家の中

まろの匂いでいっぱいの部屋

すぐ傍にあった枕を抱きしめる

夢にも思わなかったまろの家

これ以上ない幸福感があった

そんな事を考えていると急に視界が回転して天井とまろを見る

まろの言ってる意味が分からなくて困惑する

そう言いながら俺のワイシャツのボタンを外そうとしてくるまろ

ﾁｭｯ

ﾁｭ､ﾁｭｸｯ

まろが俺の口内を犯す

俺に委ねて？

ｸﾞﾁｭ、と卑猥な音を立ててまろの指がナカに入る

ｺﾘｯ

一瞬ビリッと電流のような感覚が走る

ｸﾞﾘｯ

まろにバレたらいけない気がして嘘を言う

グッ…

ｷｭｳ

ｺﾘｯｺﾘｯｺﾘｯ

思わずまろをキッと睨む

ずる…っとナカから指が抜かれ、指とは比べ物にならない熱量のモノがあてがわれる

ｺﾞﾁｭﾝｯ

まろが一気に奥まで入ってくる

初めての感覚が怖くてギュッと目を瞑る

恐る恐る目を開ける

優しく俺を見つめるまろと目が合う

ゆるゆるとまろが腰を動かす

ｺﾞﾘｭｯ

まろが俺の頭を撫でる

思わずその手に擦り寄る

まろの手に自分の手を重ねる

教室でキスした時と同じ顔をするまろ

全ての元凶の言葉にイラッとくる

ヘラつくまろの頭をまた叩いて、お互いの知らなかった事を2人寝るまで ずっと話した

おまけ

（入れたかったけどどこに入れたらいいか分からんかったやつ）

誰もアノ顔のまろを知らない

その事に嬉しくなったのは、 秘密にしておこう