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魂魄妖夢
妖夢が風鳴を構えた瞬間、空気が震える。 風が彼女の周囲に集まり、まるで呼吸するかのように脈打つ
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
妖夢が一歩踏み込み、風鳴を振り抜く
ズゥゥゥゥン!!!
風が咆哮を上げる
斬撃と共に風が奔流となって放たれ、修練場の地面を抉り、桜の木々をなぎ倒す。風はただの風ではない。意志を持った刃のように、空間を切り裂いていく
魂魄妖夢
妖刀「風鳴」
魂魄妖夢
だが、次の瞬間、妖夢の体がふらつく。腕の傷から血が滲み、脚も震えている
ズッシャ!
鈍い音を立てて、傷口から血が噴き出すとともに、 妖夢はその場で気を失った。
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
妖夢は膝をつき、風鳴を落とす。そのまま、静かに地面へと倒れ込む
西行寺幽々子
幽々子が駆け寄る。妖夢は意識を失い、風鳴は静かに横たわっている。彼女の体には無数の傷跡が刻まれ、鮮血が流れている。
西行寺幽々子
妖刀「風鳴」
風がそっと吹き、妖夢の髪を撫でる。 まるで、風鳴が彼女を労っているかのように
凡そ三日後…白玉楼・客間
障子から差し込む朝の光。妖夢は重たいまぶたを開ける。 体は動かず、全身に包帯が巻かれている
魂魄妖夢
魂魄妖夢
腕を動かそうとするが、激痛が走る。 風鳴を振るった右腕は、特に深く裂けていた。
魂魄妖夢
その瞬間、妖夢の胸に鋭い感情が走る
魂魄妖夢
魂魄妖夢
拳を握ろうとするが、力が入らない。 悔しさが込み上げ、目に涙が滲む
魂魄妖夢
魂魄妖夢
数時間後…
西行寺幽々子
魂魄妖夢
西行寺幽々子
西行寺幽々子
魂魄妖夢
西行寺幽々子
西行寺幽々子
西行寺幽々子
魂魄妖夢
凡そ五分後。
妖夢は包帯に包まれた体を動かせず、天井を見つめている。 心の中には、悔しさと無力感が渦巻いていた
魂魄妖夢
その時、枕元に置かれた風鳴が微かに震え、風がそっと吹き抜ける
妖刀「風鳴」
魂魄妖夢
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
魂魄妖夢
妖刀「風鳴」
魂魄妖夢
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
妖夢の目に、少しずつ光が戻る。痛みは消えないが、心に灯がともる
魂魄妖夢
魂魄妖夢
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
そうして、一週間が経過した。
妖夢は驚異的な速度で傷を癒し、日々鍛錬に打ち込むようになった。
魂魄妖夢
妖刀「風鳴」
魂魄妖夢
ズァァァン!
妖夢が一閃。風が巻き起こるが、以前のような暴走はない。 風は彼女の動きに沿って流れ、斬撃を導く
魂魄妖夢
風鳴の刃が空を裂く。風が優しく舞い、妖夢の体に傷を残さずに消えていく
妖刀「風鳴」
妖刀「風鳴」
魂魄妖夢
そして…初めて風鳴を扱ってから1年以上が経過した。
魂魄妖夢
スシャァン!
妖夢が一閃。風が剣に寄り添い、空を裂く。風は優しく、鋭く、そして...
何よりも、彼女を傷つけない。
妖刀「風鳴」
魂魄妖夢
少し言葉を濁してから、妖夢は口を開く。
魂魄妖夢
風鳴は何も言わなかったが、静かに震えた。
まるで、誇らしげに彼女を見守っているように。
西行寺幽々子
魂魄妖夢
西行寺幽々子
魂魄妖夢
魂魄妖夢
コメント
29件
みょん良かったねぇ…頑張ったね…