ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ウーウーウー
如月 悠花
ウーウーウー
如月 悠花
如月 悠花
眠たそうな顔をスマホに向ける
如月 悠花
普通の学生には有り得ないかもしれないけど
これが私の当たり前
通知を見ると
聞き逃したアラームだけだった
如月 悠花
如月 悠花
如月 悠花
如月 悠花
あっ
今日はやくない?
あっ
いじわるぅ
この声が
この甘ったるい声が
日常のBGMになりつつあることが
如月 悠花
如月 悠花
如月 悠花
如月 悠花
朝だからイラついていたのか
壁にデコピンをした
あっあぁ
ビクッ
如月 悠花
その声で
私がした、デコピンは
掻き消された
如月 悠花
如月 悠花
そのでかい声に反応して
ビビってる私は
如月 悠花
ガチャ
如月 悠花
七海 和子
七海 和子
如月 悠花
タイミング悪すぎ
七海 和子
自覚あんのかよ
如月 悠花
裏で愚痴を言ってても
表では言えない性格死んだらいいのに
七海 和子
彼女は顔を一気に近づけた
社会不適合にはキャパオーバーです
七海 和子
絶対に嫌だ
如月 悠花
如月 悠花
私、断る事だけは上手いからな
七海 和子
七海 和子
聞いてのかよ
七海 和子
如月 悠花
七海 和子
七海 和子
セ、セフレ?
如月 悠花
七海 和子
陰キャの私はセフレという言葉を産まれて
初めて口にした
七海 和子
如月 悠花
余りの衝撃に
そのまま流されてしまった
同じアパートなのに
七海 和子
七海 和子
如月 悠花
七海 和子
距離近っ
目デカっ
羨ましくないといったら
嘘になるけど
七海 和子
七海 和子
如月 悠花
七海 和子
如月 悠花
七海 和子
如月 悠花
冗談だ
冗談
私をからかっているのだろう
何時もならすぐ断る
だが!
今日の私はハイテンションらしい
如月 悠花
今、考えても意味の分からない事を
言ってしまった
七海 和子
彼女の表情が一気に明るくなった
まさか本気だったりして
社会不適合って言われたし
なわけないか
如月 悠花
如月 悠花
七海 和子
七海 和子
ん?
いつまで嘘ついてるんだ?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
ドサッ
ベットに押し倒された
七海 和子
七海 和子
七海 和子
如月 悠花
フラグをたててしまった私を殺したい
如月 悠花
如月 悠花
〜〜~~~
〜〜~~~
七海 和子
正直に言うと
ふつーに気持ちよかった
さすが、慣れてるからかな
如月 悠花
七海 和子
七海 和子
ポジティブ陽キャが
もう開き直った方が良いかもしれない
彼女は、タバコを吸い始めた
七海 和子
私は、煙草が嫌いだ
吸って欲しくないが
彼女の横顔が、余りにも綺麗で
私が惨めになりそうだったから
その一言を呑み込んだ
如月 悠花
七海 和子
それより
なんで、ずっと敬語なんだ?
如月 悠花
七海 和子
如月 悠花
如月 悠花
一瞬彼女の表情が曇った
七海 和子
七海 和子
如月 悠花
七海 和子
如月 悠花
〜〜~~~♩〜
その時流れた曲は
私の好んでいるアーティストだった
意外と気合いそうだな
如月 悠花
七海 和子
如月 悠花
如月 悠花
自分が古参で気まずくなったら嫌なので
誤魔化した
七海 和子
こいつ
センスある
如月 悠花
七海 和子
七海 和子
彼女の笑った顔に
一瞬心が揺らいだのは秘密にしておこう
S〇Xは気持ちかったので
仕方ない
今度も来てやろう
如月 悠花
七海 和子
七海 和子
如月 悠花
如月 悠花
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし