蒼い糸を結んで
世は大正時代。
一条 小夜(いちじょう さよ)十七歳 は亡くなった両親の跡を継ぎ、薬師として平凡に暮らしていた。
そんなある日、突然謎の男に襲われ、危うく命を落としそうになる。
男を追っていた隊士、月城 樹(つきしろ いつき)二十歳 に偶然出会い助けられるも、再び男は小夜を襲うと宣言し、その場から立ち去ってしまった。
男の目的は、特異体質である小夜の血が目的だった。
命を狙われる危険がある小夜を、自分の組織に連れ帰りたいと樹は説得を試みるも、薬師としての役割を果たしたいという小夜。
小夜の願いを叶えるため、自分が護衛になりしばらく一緒に暮らすことを樹は提案する。
小夜はその時気付いていなかったが、樹と出会ったのはその時が初めてではなかった。
彼女が樹との記憶を取り戻した時、運命は再び動き始め――。
※この作品はフィクションです。
登場する人物・時代背景等は、実在のものとは異なります。
※イラストは武田ロビ様に描いていただきました。
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