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Ruka__゛
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#たっつん
めんだこ🤍🐙✨️
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雪の泡甘
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めんだこ🤍🐙✨️
479
主
主
主
主
百合ありの死ネタ注意 地雷さん回れ右! スタート!!
九月も終わりに近づき、暑さも和らいできた頃
私は、窓辺の席で茜色に染まった空をぼんやりと眺めている
斜陽が放課後の教室を赤く染めていた
クラスメイトたち
桃
私は鞄を手に取ってクラスメイトたちの輪に急いだ
クラスメイトたち
クラスメイトたち
クラスメイトたち
桃
ふと、一つの席が目に入った
今は誰の席でもない、空席
その席の上にはスズランが生けられている
桃
クラスメイトたち
桃
クラスメイトたち
桃
いつも、クラスメイトの子達と海沿いの郵便局の前でさよならをする
そこからは私一人
海沿いには線路が通っている
その線路を辿るように私は歩き続ける
やがて、踏切の前で足を止めた
なんの変哲もない踏切
桃
桃彡_.
桃
桃
誰もいない_そんなの当たり前
の、はずなのに…
あの人に呼ばれている気がして_
ミーンミンミン_.
蝉の声がフラッシュバックする
本当は聞こえない
でも、私の耳には確かに残っている
桃
私は、踏切の先の海を眺めながら、あの時のことを思い出していた
桃幼少期
橙幼少期
私には、昔から仲のいい友達がいた
名前は橙彡
_大好きだった
優しくて、明るくて、かっこよくて、可愛いくて
鈍感だった
橙彡は私のことを''友達''して大切にしてくれていた
私は、それ以上に''特別''な存在だと思っていたのに_
橙
クラスメイトたち
橙
桃
橙彡は昔から色んな人に好かれていた
だって、いじめられていた人にも手を差し伸べられる人ですから
橙彡のおかげで救われた人が何人もいた
_でもそれは、わたしにとっていいことではなかった
どんどん橙彡が私から離れていく気がした
_ちょっとした出来心だった
桃
夏休みも終わり、二学期がスタートした頃
橙彡の机の上にリンドウの花を生けた花瓶を置いた
今までいじめられていた子から橙彡がいじめられるようにするために
念入りに、橙彡の悪い噂も流して
クラスメイトたち
橙
案の定、橙彡はいじめられた
橙彡の机は日に日に落書きが増え、ボロボロになっていった
_私は助けなかった
橙彡の方から助けを呼んで欲しかった
橙彡には私しかいないと証明して欲しかった
…なのに
橙
橙
桃
橙彡は私に助けを呼ばなかった
私の前ではいつも、平気なふりをして
ずっと笑っていた
_ッなんで
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
屋上でボロボロになって倒れている橙彡をみると、胸が痛い
地面には、赤い液体が波紋のように広がって_
桃
橙
桃
桃
桃
桃
桃
桃
_その日も二人で一緒に帰っていた
橙
桃
海沿いの踏切の前でいつもさよならをする
でも今日は…胸騒ぎがした
橙彡に背を向けしばらく歩いたが
そのあとすぐに引き返すことにした
橙彡は踏切をぼんやりと眺めていた
虚な瞳で
やがて、橙彡が踏切に向かって一歩踏み出した
_嫌な予感がした
桃
思わず叫んだ
橙彡が遠くにいってしまうような気がしたから
橙
橙
桃
橙
橙
桃
桃
桃
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
橙
桃
桃
橙
橙
橙
橙
桃
桃
橙
桃
電車の近づく音がした
桃
桃
橙
橙彡は私に背を向けた
電車はすぐ近くまで来ている
_橙彡が一歩前に出る
桃
私は橙彡に手を伸ばした
橙彡を掴もうとする
橙
桃
グシャッ
肉が潰れるような嫌な音を立てて、電車が目の前を通過した
ガタゴト と何事もなかったかのように
車輪の隙間から覗くレールは赤く染まり、錆びた鉄のような匂いがした
桃
桃
気づけば、地平線の向こうへ日が沈もうとしていた
私は、踏切をぼんやりと眺めた
あの時のように、電車の音がだんだんと近づいてきている
桃
あれから、どれだけ経ったのだろう
何年経とうと、私の時間はあの日から止まったまま
ずっと忘れられずにいる
愛おしい存在のことを
罪を償おうにも、死ぬ覚悟すらない
本当ッに
桃
橙
桃
桃
橙彡が目の前で私を呼んでいる気がした
私に手を差し伸べている気がした
ガタゴト ガタゴト
電車の音がどんどん大きくなる
私は、いるはずのない人の方に手を伸ばす
桃
桃
桃
私は、踏切に向かって足を踏み出した
電車が踏切を通過した
車輪の隙間からは赤い雫が滴り落ちていた
_fin
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
1件
うわ…重くて、でもすごく綺麗な物語だった…🥀 桃の橙への執着と独占欲が、自分の手で橙を追い詰めちゃうところが切なすぎる。「全部私のせいだよね」って橙が笑ってたのが、もう…胸が痛い。最後、踏切の前で桃が伸ばした手、届かなかったんだね。 あのスズランの席、今は誰の席でもないって描写がずっと心に残ってる。2話でここまで引き込まれるなんて思わなかったよ。柚子ゼリーさんの書く感情の表現、すごく好き。