仮面を被った君

長い間更新不安定でしたので1話から読み直すことをおすすめします。

最終話

これを持ってこの話は完結です。

連載拝見してくださった皆様 感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

私も、作品を読んだ貴方も

子供に手を上げることが どれだけ酷いことか

大人になっても忘れないように

そう思います。

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死ネタ

桃赤です。 黄赤 桃黄 要素少しあり

仇って言っても 父親を殺すことはできない

そんなの赤は望んでいないはずだ

そう.. なのに

..気持ちを抑えきれない俺は やはり愚かでしょうか

俺は感情に任せて動いてしまった。

俺は生徒ひとり泣かせて 何をしているんだろう

赤のことなんか 全然思ってないじゃんか

赤、ごめん

何度そう思っただろうか

今更後悔しても過去は変わらない

だけど

未来はまだ変えられる。

警察に行った

例の証拠を警察官と確認する時 黄は別室に移動させた

証拠の動画は酷いものだった。

数日後 赤の父親は逮捕された。

その後も態度を中々曲げなかった為

ただでさえ長かった 彼の刑期は延長

あと数十年は外に出れないだろう

一方 俺たちはというと

赤がいない教室で

前と大して変わらない 日々を送っている

赤のことは今でも忘れない

気付かないふりをしていたけれど

多分俺は彼が好きだった

だからかというと言い訳になるけど 俺はそれから恋人を作っていない

俺の中で赤はまだ生きているような そんな感覚なんだ

ほんとばかみたいだけどさ

先生聞いてんのー？

いきなり生徒に呼ばれた

この声は聞き覚えのあるような 大好きだった声 。

真っ赤なサラサラした髪

目を奪われるようなオッドアイ

甲高い君の声

間違えなく 俺の目の前に立っているのは

紅瀬 赤 だ。

きっと夢だろうと思い そっと触れてみた

確かにその身体は温かかった

俺は久しぶりの赤との会話で

もう一度話せたことが嬉しくて

ついつい浮かれてしまっていた。

そして窓の外も太陽が落ちかける 時間のとき

俺が知らない台詞を赤が言った

おわり