テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

能力は【破壊】のようで。

第33話 - 能力は【破壊】のようで。#32

1,330

2019年07月08日

#歌い手

#浦島坂田船

#AtR

#Eve

#Sou

#能力パロ

星瞬❀·°

相川真冬先輩…

前回も言った通り、Sクラスの1人兼生徒会の副会長

まだ2年生なのに副会長の座に立つ彼は、結構な実力者…

そんな人がなんでDクラスに……

……まさか、浦田先輩たちの誰かが相川先輩に告げ口を…？

いや、そんなことするわけ……

それに、「そらるさんの勘違い…」がどーたらこーたら言ってたし…

嘉月榛華

そらるさんって誰ぇー↑

そんなことを呑気に呟いたあと、

飛ばされた机を元に戻すため立ち上がった

、、、

嘉月榛華

よいしょ……、

ｶﾞﾀｯ、と机を元に戻したあと椅子に座った

嘉月榛華

いててｯ…

座った瞬間、背中の痛みが走った

まだズキズキと痛む背中にそっと触れる

ほんと、何しに来たんだ……

???

榛華ちゃん？

嘉月榛華

っ………？

急に名前を呼ばれた

声のした方に顔を向けると、

嘉月榛華

Eve、くん…

そこにはEveくんの姿があった

Eveくんは私と目を合わせたあと、私の傍によってきた

風間伊吹

おはよう、榛華ちゃん

嘉月榛華

おはよう、Eveくん

風間伊吹

体調は大丈夫？

嘉月榛華

うん、もう回復したよ

嘉月榛華

迷惑かけてごめんね？、

風間伊吹

ううん、迷惑だなんて思ってないよ

ふんわり優しい笑みを見せるEveくんに、

こっちも頬が緩んでしまう

さっきあったことなんか忘れるくらいに…

嘉月榛華

あれ、Souくんは？

風間伊吹

Souくんは生徒会長に呼ばれて…

嘉月榛華

あーね…

嘉月榛華

呼び出し多いいね、Souくん

風間伊吹

うん……、けど…

嘉月榛華

けど？

風間伊吹

あ、ううん…！

風間伊吹

なんでもないよ！

嘉月榛華

そう…？

苦笑しながら首を横に振るEveくんに、私は首を傾げた

すると、

ガラッと、教室のドアが開いた

Eveくんとほぼ同時に、開いたドアに目を向ける

???

失礼、します…

嘉月榛華

？？

失礼します、と恐縮そうに言って教室に入ってきたのは

お下げの髪の女の子…

このクラスになんのようか……。

嘉月榛華

あの、どうしたんですか？

私がそう聞くと、お下げの女の子はビクッと肩を上げ私を見た

……この子、Cクラスの子かな…？

魔力がCクラスの魔力……

私がそう考えてる間にも、お下げの女の子は肩を震わせながらそこに突っ立っているだけ

嘉月榛華

………、

嘉月榛華

君、新しくDクラスになった子でしょ？

風間伊吹

えっ……？

???

っ………！

私の発言にお下げの女の子だけじゃなくEveくんも驚く

すると、Eveくんは私の耳元に顔を近づけ、

風間伊吹

どうしてそんなこと……(ﾎﾞｿｯ

嘉月榛華

ん、

耳元でそう聞くEveくんに、私は私の机の隣を指さした

Eveくんが私の指した方に顔を向ける

風間伊吹

えっ、こんなところに机あったっけ…？

嘉月榛華

テレポートで送られてきたみたい…

嘉月榛華

歓迎されてるみたいですよ？

私がお下げの女の子に向かってそう言うと、

彼女はまた肩をビクッと上げた

私か椅子から立ち上がって、女の子に近づく

嘉月榛華

黙っていたら、私もどうしたらいいか分かんない…

嘉月榛華

Dクラスになった理由を教えて欲しい……

俯いている顔を覗き込みながら聞く

女の子の目には涙がじわりと溜まっていた

そして、その子はゆっくりと口を開き「実は…」と話し始めてくれた

～少女説明中～

嘉月榛華

えっと…、つまりAクラスの生徒に反対して…、

嘉月榛華

Dクラスに落とされた…、と？

???

はい……、

嘉月榛華

なるほど、しょうもないな

???

えっ…、？

風間伊吹

ちょ、榛華ちゃん…！

嘉月榛華

えっ、あ、違うよ？

嘉月榛華

君がしょうもないんじゃなくて、

嘉月榛華

そのAクラスの生徒がしょうもないってこと

私がちょっとした誤解を解くと、

Eveくんはホッとした

彼女の説明を聞いたあと、

私は顎に手を添え考え始めた

そして、

嘉月榛華

よし、わかった

嘉月榛華

じゃあ、私が君を元のクラスに戻す

私のは言葉に、目を大きくさせるEveくんと女の子

ん？私変なこと言ったか？

風間伊吹

榛華ちゃん、“元のクラスに戻す”って……

嘉月榛華

【下剋上】っていうのは2人とも知ってるよね？

嘉月榛華

まぁ、敗者は1つクラスが落ちるだけのやつだけど…

嘉月榛華

【下剋上】をそのAクラスの生徒に仕掛けるのです

風間伊吹

で、でも榛華ちゃん……

???

そ、そんなことしても…

???

私たちには…勝てませんよ…

下を俯きながらそう言う女の子

嘉月榛華

君は未来がよめるの？

???

い、いえ……

嘉月榛華

勝てないって言っていたら、いつまで経っても【劣等生】のままだよ？

嘉月榛華

たとえ99%が無理でも1%を信じなよ

嘉月榛華

私は信じて自分の意志を大事にした方が勝利を掴めると思う

風間伊吹

榛華ちゃん…

???

っ………ごめんなさい…

???

貴方の言うことを信じてもいいですか？

そう言って、彼女はへにゃりと笑った

嘉月榛華

笑った顔の方が可愛いよ？

嘉月榛華

あ、自己紹介しなきゃね…

嘉月榛華

1年、嘉月榛華です

嘉月榛華

で、こっちが私のお友達Eveくん

風間伊吹

ちょ、榛華ちゃん…

Eveくんの肩を抱き寄せると、

Eveくんは頬を赤らめ、やめてよ、という顔で私を見た

可愛いな、おい←

そんな様子に、お下げの女の子はクスリと笑った

佐山千鶴

1年、佐山千鶴です

佐山千鶴

よろしくお願いします

嘉月榛華

千鶴ちゃん…ね。

嘉月榛華

よろしく！

嘉月榛華

じゃあ、私は【下剋上】の準備してくる！

佐山千鶴

あ、え…！？

私はEveくんの手を引いて教室を出た

なんかまた始まりそうだなぁ…(←始まらせた人)

……To be continued

♡350いったらつづきだします。

能力は【破壊】のようで。

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

1,330

3件

まっだぁ〜？？そんなに急かしてるつもりはないけど、そう感じちゃったらごめんね！m(_ _)m続き楽しみにしてます！

続き楽しみです(*´ω｀*)

星瞬❀·°

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

能力は【破壊】のようで。

第33話 - 能力は【破壊】のようで。#32

作者の他の作品すべて見る

#歌い手の新着小説
一覧

関連するタグ

能力は【破壊】のようで。

第33話 - 能力は【破壊】のようで。#32

作者の他の作品すべて見る

#歌い手の新着小説一覧

関連するタグ

#歌い手の新着小説
一覧