羽愛
昨日の恋は、一体なんだったんだろう
私は、そのことで頭がいっぱいだった
タタタッ
恋
恋が走りながら私の方に向かってくる
羽愛
恋
恋が頭に?を浮かべながら私の顔を覗いてくる
羽愛
無理矢理笑顔を作って言う
恋
「それでね」と恋が話を続ける
昨日、話したはずのドラマの話を恋が口にする
つい、ビクッと肩が跳ねる
恋はそれに気付かずルンルンと話を続けている
ガタッ
教室に着き、自分の席に座る
恋
羽愛
気が付いたら口が動いていた
言った後にハッとなって下を向く
恋
「あ、でも」と続ける
恋
恋の言葉に目を見開く
恋
羽愛
私は、恋に今日の放課後一旦家に戻ってから話を聞いてもらうことにした
ピンポーン
インターホンで「はい」と出ると恋の明るい声が聞こえた
恋
ガチャッ
私はすぐに玄関の扉を開けて、恋を中に入れる
部屋に招き入れて、飲み物を取りに行くため、リビングに行った
その時ー
恋
通話
00:00
恋から連絡が来た
びっくりしつつ「は、い」とでる
恋
その言葉を聞いて、背筋が凍った
羽愛
まともに声が出ずに恋は、気付くこともなく「じゃねん!」と言い、電話を切った
手がカタカタと震えてスマホが落ちそうになる
恋(?)
後ろからいつの間にいたのか恋の、、、いや、恋に似せた声が聞こえた
私は、振り返らず混乱している頭を必死に回転させる
恋に似ているこの人は玄関の方面に立っていて、私はその反対側だ
羽愛
ダッータタタッ
ダッシュで、後ろを見ずに階段を駆け上がって部屋に入る
私は自分の部屋のドアの前で深呼吸をする
羽愛
落ち着いた所でガチャガチャッとドアの部を何回も捻る音がした
恋(?)
羽愛
声を荒げるとドアの向こうで「ハハッ」と言う笑い声が微かに聞こえた
酔百
酔百
コメント
3件
ねーぇ、なんでそんなに面白く書けるの⁉