あいさつ無しで あ、これは昔の話
幼少期
零
司くん!
司
なぁに!
零
ずっと一緒にいよーね!
司
うん!
この願いは叶わなかった
まだ未来のことを知らなかった
卒園頃
ママ
ねぇ零。
ママ
お話しがあるわ
零
なぁに?
ママ
あなたは引っ越しするわ
零
え!?ひとりで?
ママ
いいや二人よ
零
もう一人って誰?
ママ
お手伝いさん
ママ
あなたには勉強してもらいたいからね
ママ
あなた頭いいでしょ?
ママ
それをいかすの
零
なんで?
ママ
普通のバカしかいない小学校に入ってもつまらないもの
零
バカしかいないってそれは違うと思う
ママ
まぁそれはいいから
ママ
そして勉強して将来医者になってもらうの
零
わたし将来お花屋さんになりたい!
ママ
いうこと聞けよ
ママ
花なんてどうでもいいから
零
でも小学校ってあたまがいい人がたくさん集まるところなの?
みんなで勉強して頭をよくするところじゃないの?
みんなで勉強して頭をよくするところじゃないの?
ママ
うるさいわね
ママ
お前のために学校探したんだよ!
零
(怖い…!)
零
ごめんなさい
ママ
謝れるなんていい子ね
ママ
本当は遥も連れてこうとしたんだけど
ママ
アイドル始めちゃったからね
ママ
そっちのほうで輝けるならいいわ
ママ
でも零はなにもできないでしょ?
ママ
頭いいのにいかしてない
ママ
じゃあもっと勉強して医者になりなさい?
零
はい(お母さんの一言が痛い)
零
頑張ります
ママ
いい子ね
零
さようなら
司くんに会えない日々が続いた
習い事をたくさん入れられた
月曜日 16時~17時 ピアノ 17時30分~19時 塾 火曜日 16時~18時 絵画 18時30分~20時 ダンス 水曜日 16時30分~17時30分 習字 18時~18時30分 塾 木曜日 17時~20時 プログラミング 金曜日 特にない 習い事の宿題、練習
いつも遊べなくてつまらなかった
零
おつれい!







