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異世界にて、僕は愛される。

第11話 - #9　本性

263

2023年01月15日

#騎士A BL

#騎士A ばぁう　しゆん　そうま　ゆきむら。　てると　まひと

#てるちゃん愛され

碧(あおい)💧☔🌈

しゆん

なんだよ話って

ゆきむら。

.......

まひと

あのさ、ちょっと変じゃない？

しゆん

何が

まひと

あの子と姫様の事だよ

まひと

だってあの子、最初に会ったときとは雰囲気が違ったよ

まひと

それに、どことなくロザ姫も楽しそうだったし、泣いてたけど

まひと

あの子はそもそもロザ姫の事あんまり知らないでしょ？

まひと

だから邪魔なんて言わないと思うの、優しいし...

ゆきむら。

お前てるとのことちゃんと優しいって思ってたんだな

しゆん

確かに

まひと

...!?いい今はその事じゃ無いじゃん!?

まひと

とにかくね？僕が予想して出た答えが、

まひと

あの子は、ロザ姫に操られてるんじゃないかっていうこと

ゆきむら。

......確かに、アイツの魔力なら脳に直接話しかけたり、
表情や体調、言葉を操ったりは可能だな

しゆん

その線は考えてなかったかも

しゆん

ていうかさ、俺、てるちゃんは髪染めてないと思うんだよね

まひと

え？なんで今それ...

しゆん

だって光の跳ね返しかたが姫と全く違うだろ

しゆん

てるちゃんはすごいきれいに光が反射して
俺らとおんなじような跳ね返しかたじゃん

しゆん

でも考えてみたら姫は違う

しゆん

跳ね返すもんは跳ね返してるけど
むしろ光を吸収してるみたいな

しゆん

仮に俺の考えが合ってるんだったら、髪を染めてるのは

しゆん

ロザ姫ってことになる

まひと

っあ!それじゃあ、ロザ姫が操ってても分かる

まひと

自分以外の桃色の髪の人間が現れて、それに嫉妬....みたいな？

ゆきむら。

その可能性はあるな

しゆん

ゆきむの能力使えばはやいんじゃん?

ゆきむら。

あ、そか

まひと

よし、そうしよ‼

まひと

一回僕が話繋げるから、僕が合図したらゆきむが能力を使う‼

ゆきむら。

わかった

しゆん

りょー

そうよそうよ？

アンタには無理

ほらもう降参しなさいな

てると

うぐう".......

ばぁう

てるちゃん大丈夫、大丈夫だよ？

ロザ

(コイツ....まだ降参しないわ？今までなら勝負はついてたのになぁ)

ロザ

(こういうタイプ、ほんっとうに面倒くさい...)

そうま

てると、大丈夫だからなﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

てると

....っうん...

ばぁう

っ!!てるちゃんやっと声聞こえてきてる‼

そうま

良かった....

ｶﾞﾁｬﾘ

まひと

ただいま

ばぁう

まひお帰り！今てるちゃん俺らの声聞こえてきたんだよ

まひと

.....あのね？ちょっと話すことがあるの

そうま

ロザ

??(は？話すこと？子の私に長々話を聞かせようって言うのかしら？)

まひと

さっき話したんです

まひと

てるとくんをロザ姫が操っているんじゃないかって

ロザ

......は？

ばぁう

はぁ？

そうま

え？

てると

っうぅ？(話しかけられてたのが無くなった？)

しゆん

てるちゃん！大丈夫？

てると

ちょっと、楽にはなったかも？

しゆん

良かった～

まひと

さっきから所々変なところ多いなぁって思ってたんですよ

まひと

あんまり姫について知らないてるとくんがなんで
姫を閉じ込めたのか、とか

まひと

姫は泣いてるけど、どことなく楽しそうだったし

まひと

てるとくんはすごい苦しそうだし

まひと

てるとくんが本当に閉じ込めたのであれば
姫は火に油を注がないようにあんまり喋らないはずです

まひと

なのに普通に喋ってたし

ロザ

それはっ!!思ったことを言っただけで...!!!

まひと

これまで姫が言ったことが本当だったのか、すぐにわかりますよ？

ロザ

は？

まひと

ゆきむ

ゆきむら。

ああ、ﾊﾟｧｧｧ

ロザ

キャッ(何するのよコイツ!!!)

ロザ

.....え

ロザ

『だから早く髪を染めさせなさいって言ってるでしょう!?』

メイド

『し、しかし...法律で...』

ロザ

ﾊﾞｼｯ『うるさいわね！アンタは私の言うことに
したがってればいいの！』

メイド

『っ、はい、かしこまりました....』

ロザ

『ふーん、ピンク髪にはみんな憧れてるって聞いてたけど、
大したことないわね』

メイド

『とてもお似合いですよ？』

ロザ

『はぁ、アンタ見る目ないのね』

メイド

『す、すみません...』

ばぁう

『美しい髪ですね！』

ロザ

『そ、そうでしょうか、そんなことありませんわ...』

私が美しいのは当たり前でしょう？

私が世界で一番美しいわ

バァウ・チェルベナーだったかしら、なかなかいい顔立ちだわとりあえず狙っておきましょう。

しゆん

『お世辞なんかじゃありません、本当に素敵な髪ですよ
お顔立ちも美しいです(実は棒読み)』

ロザ

『そっそんなことはありませんってば//』

コイツは確か、シユン・ヴィヒレア.....

コイツもいい顔立ちだわ

で、あっちがマヒト・ヒュドールで、こっちがユキムラ・ヴィオレか。

ふふっ良いわね、髪を染めただけでこんなに男が集まってくるなんて

しかも名家の方々ばかり、顔立ちも良いし選び放題ね。

ロザ

『ふぅ、そろそろ来るかしら？』

協会、なんていい隠れ場所なのかしら♪

居なくなったって、今頃あの方達は大慌てで探しに来るはずよね♡

ロザ

『これであらためて私の大切さを知ってもらって、
婚約を申し込まれるのよ....♡』

ロザ

『最高じゃない♪』

ﾊﾞﾝｯ

あ、来たわね！

ふふっあとはもの悲しげな表情を作って、部屋の隅にいれば完ぺ....

ばぁう

『なんでお前がピンクの髪なんだよ！』

.....は？

ピンクは私だけでしょう？

どういう事よ.....

てると

『これ...地毛です.......』

ロザ

『..........』

何よアイツ........

地毛？私は染めてるのに？

この髪は私だけのものなのに......

絶対にアイツをダメにしてやる......

ロザ

『ふふっ、せいぜい部屋の隅で縮こまっている事ねふふっ』

ｶﾞﾁｬﾝ

てると

『え、待って！開けて！嫌だ！』

ふふっ、ああーいい気味!!!!

全部アンタが悪いのよ！

アンタが自分から不幸になりに行ったようなもんなんだから！

異世界にて、僕は愛される。

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ロザ…ちょっと表出ろ(*‘ω‘ *)🔪

碧(あおい)💧☔🌈

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