あれから琉助とは
少し気まずい空気が流れるようになった
モブ
お前ら喧嘩でもしてんの?
輝流
えっ?…なんでだよ?
モブ
…なんか距離遠いし
モブ
いつも席くっつけてるだろ
琉助
……うーん
琉助普通にしてるけど…
俺だけなのか……?
琉助
俺…こいつのこと好きになったかも?
輝流
……はぁ?!
モブ
…えっ笑マジかよ笑
モブ
輝流何したんだよ笑
輝流
いや……好きになるポイントなんてどこも…
琉助
……そうだよな~
琉助
むしろなんで今まで平気だったんだ?
輝流
…馬鹿にしてるだろ
輝流
冗談に決まって……
琉助
言わない方が良かったか?
琉助
嘘だと思うならもっと近寄れよ
輝流
………。
気まずさを感じてから 一緒に帰ることも比較的少なくなった 平気そうに好きだと言う琉助に 馬鹿にされてるのかと違和感を覚えたから
輝流
……?
~♪
輝流
母さんからか…
輝流
どうせろくな電話じゃない…
母親:お米とカレーの食材買ってきてくれる?今母さん手が離せないの
輝流
米?!
輝流
学校終わりに重いもの持たせるとか鬼畜かよ……
母親:その代わり……
ブチッ
輝流
…?
輝流
何か言いかけてたな
輝流
まぁいっか
輝流
これと……これ
輝流
…はぁ
輝流
重……
輝流
これを家まで…?
グイッ
輝流
えっ
琉助
可哀想だから来てあげた
輝流
な…んでお前が
琉助
輝流貧弱だからな
琉助
お前の母さんから聞いてないのか?
琉助
輝流だるそうだったからって頼まれたけど…
輝流
……はぁ
やっぱりろくなことしない!