人生は一度きり
そう思う事はこれから先
あるのだろうか…
葵
んん〜
葵
美味しい‼︎
葵
やっぱ、1人旅は最高
葵
すいませーん!!
店員
はーい
葵
えっと、、
葵
これと…〜〜
葵
お願いします
店員
はい
店員
〇〇と…〜〜
店員
ですね!
葵
はい
葵
ああ〝
葵
満腹満腹〜
ドンっ
葵
あっ
葵
すみません
男性
いえいえ
男性
こちらこそすみません
…
男性
とても綺麗な筋ですね
葵
えっ…
男性
あっ、いや…あの
葵
…
男性
そ、そんな、いやらしいのじゃなくてっ
男性
あ、ぼくはこう言う者でして…
葵
は、はぁ
そこには
スタイリスト
内田 海斗
と書かれた名刺が
男性
あっ、
男性
じ、時間が…っ
男性
すみません失礼します
内田と言う彼は
ぺこぺこお辞儀をしながら
この場から去っていった
葵
忙しい人だったな、
葵
もうそろそろホテルに戻ろうかな
ボフッ
葵
づがれ〝だーー
葵
明日は、ちょっと遠出しようかな
相当疲れていたのか
私は気を失うように夢にすいこまれた
葵
ふぁー
葵
ぐっすり寝れた〜
葵
今日は、遠出するから…
葵
〜〜〜〜
葵
ちょっと休憩でもするかぁ
葵
夜までぶらぶらしとこー
葵
うわぁ
葵
綺麗!
葵
ライトアップ✨
ポツッ
葵
?
ポツッポツッ
葵
え?
ポツッポツッ
ザーッ
葵
えっ
葵
ちょっっ
葵
あーあ
葵
濡れちゃったよ
葵
傘なんて持ってきてないし…
葵
今回の旅行はついてないな〜
男性
あの…
葵
ひぇっ?
男性
ペコッ
葵
な、なんで内田さんが…
内田海斗
ここ、僕が勤務してる会社なんです
よく見ると
名刺に書いていた通りの会社名が書いてあった
葵
ほ、ホントだ
内田海斗
どうしたんですか?
葵
あー、
葵
雨宿り
内田海斗
もしかして、傘ないんですか?
葵
はい…
内田海斗
傘一緒に使います?
葵
えっ
内田海斗
あ、僕の家 近くなので
内田海斗
家に着いたらもう一本ありますし…
…
はっきり言って帰るチャンスはこれしかない
葵
じゃあ、
葵
お願いしようかな
すると、彼は
少年のような笑みで
内田海斗
はいっ!
…
内田海斗
あの、、、
内田海斗
えっと、貴方は
葵
葵
内田海斗
?
葵
佐々木葵
葵
私の名前
内田海斗
佐々木さんは、近くに家あるんですか?
葵
いえ、
葵
ちょっとした旅行ですから
内田海斗
そうなんですか
ザーッ
内田海斗
ここが僕の家です
内田海斗
ちょっと待っててください
葵
はい
葵
こういう日によって
葵
遠出しちゃうなんて
内田海斗
お待たせしました!
内田海斗
どうぞ
葵
あ、ありがとうございます
内田海斗
もしよければこれも…
葵
えっ、でも
内田海斗
旅行だと聞いたので
葵
え、良いんですか?
内田海斗
はいっ!もちろんです
葵
色々とありがとうございます。
ザッザッ
ザッザッ
ザザっ
葵
今日は、飛んだ災難だったな〜
葵
ほんと…
ペラッ
葵
ん?
葵
何これ
彼から貰った袋に
一枚の紙が入っていた
その紙には、彼の電話番号らしき数字と
一言
また、会えると良いです!
と書かれていた
葵
やっぱ、
葵
遠出してよかったかも…