昔の事、本当に
僕は青森に束縛されていた
そんな毎日が嫌で、逃げ出した時の話
北海道
ッ...かなり...走ったけど...
北海道
着いて...来てるかな...
ガシッ
北海道
え...?
僕はその時信じられなかった
嫌、信じたくなかったのかもしれない
青森が僕の腕を掴んだ事を
青森
北海道...
北海道
ッ...青森...
青森
お前もか...?
青森
お前もなのか!?
青森は何だか泣きそうになっているようだった
青森
お前も私を置いて行くんだな!?
青森
なんで...なんでなんだよッ...
北海道
あ、青森...?
先程まで泣きそうだった彼の目からは大粒の涙が溢れ出ていた
青森
何で...何で...?
青森
ッ...もういい...
青森
お前が逃げるなら死んでやる
北海道
え……?
死ぬという衝撃的な言葉を青森は僕に浴びせた
北海道
わ、分かった!逃げないよ!
北海道
ずっと...ずっと青森の傍にいるから!
北海道
だから...死なないで...
青森
……本当に...?
青森
本当に置いていかない...?
北海道
う、うん!勿論だよ!
彼が死なないようにする為には僕が逃げない事が必須条件のようだ
青森
なら...死なないでおく...
あいつは私を置いていった
身も心も、あいつ無しでは生きられなくなったのに
否、生きられなくさせられてしまったのに
あいつの甘い声のせいで私はドロドロに溶かされてしまったのに
だから...もう誰にも...
私の傍を離れないで欲しかったんだ






