愛されたいだけ

今回は竜胆視点だよｯｯｯ☆

俺と兄ちゃんは小さい頃から''虐待''を受けていた

虐待が始まった原因は 俺だ

お母さんとお父さんさんは本当は

女の子がほしかったらしい

けど、俺が産まれて来て

お母さんとお父さんは激怒した

俺が産まれて来なければ

兄ちゃんが虐待される事もなく

幸せな生活が続いて居たはずだ

俺が起こした事…

だから、兄ちゃんを巻き込みたくない思いで

兄ちゃんを殴ろうとしたら

お父さんの前に出て兄ちゃんを庇おうとした

けど、やっぱり

必ず兄ちゃんを巻き込んで…

俺はただ兄ちゃんの足を引っ張っていただけだった

俺が居なければ と、いつも思ってた

そしてある日…

兄ちゃんが…

兄ちゃんが、

俺が、止めないと…!!

お母さんがいなくなった 今だ、

ﾄﾞｶｯ

ﾄﾞｶｯ

何度も殴られた

それにいつもより長い

けど、これで兄ちゃんを救えるならそれでいい。

だから、

ﾄﾞｶｯ

痛い

辛い

けど、助けを求められる人もいない

兄ちゃんはもうとっくに逃げれているはずだ

でも、俺が居るせいで

''逃げれない''

兄ちゃんは激怒して、お父さんを○した

俺は嬉しかった

兄ちゃんが一緒に逃げようと言ってくれた事が

今でも忘れられない

数年が経ったある日

俺達みたいに、虐待されてるやつがいた

女だ

兄ちゃんは無視しようとしていた

でも、俺は無視出来なかった

幸せになってほしかった

結局その子は引き取ることになった

最初は歓迎していた… つもりだった

名前は○○

そいつの昔の話を聞いた瞬間

嫌な感情が浮かんできた

きっと兄貴も同じ感情だったと思う

そいつは俺らよりも辛い思いをしていた

「こんな事で悩んでたのか…??」とか、色んな感情が混ざった

その日から○○を見ていると怒りが湧いてくる

距離を置こうとしているが○○は近ずいてくる

兄貴は○○を''出来損ない''と呼ぶようになった

きっと気を紛らわす為だろう

俺も○○に''出来損ない''と呼ぶようになった

心のどこかには

○○を傷つけるからやめろ

と、いう気持ちがあった

でも、俺は