キュっと目を閉じると 真っ暗な世界が僕を飲み込む。
剣持刀也
静かな時間が流れる。
あともう少しすれば 僕は 深い眠りに落ちることが出来る。
剣持刀也
隣に大切な人の温もりを感じる。
無条件で愛してくれる
優しさをくれる
大切にしてくれる人。
剣持刀也
静かにしていると 規則正しい寝息が聞こえる。
明日は文化祭がある。
早く寝ないと…… 身体を休めなければ……
剣持刀也
僕は少しずつ、確実に、 浅く、深い 眠りにつこうとして…
伏見ガク
剣持刀也
違う違う違う 僕僕ぼくぼくボクぼくボク僕!!
焦って訂正する。
伏見ガク
確信犯のくせに。
変な誤魔化しにイライラして つい強い口調が出る。
剣持刀也
伏見ガク
本気で怒ってないことくらい、 声を聞けばわかる。
ジタバタと手足を動かし 寝れないじゃないかと 怒るとやさんは とてもかわいい。
時刻は午前2時。
Vtuberというものを始めてから 随分夜ふかしに慣れてしまった。
目が冴えて
眠れない。
更に隣に愛しい人が 一緒に眠っている。
変になりそうだ。
伏見ガク
ぎしりとベットが軋む。
新品のシーツが サラサラと音をたてる。
ガッくんの声が 耳元で聞こえて、
大きな手が、体が 僕を包む。
剣持刀也
伏見ガク
身をよじって軽く抵抗をするが ガッチリと締められ 動くことができない。
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
と駄々っ子のように言う。
これじゃあ どっちが大人か分からない。
剣持刀也
ピクッと ガッくんが身を震わせた。 図星だなこりゃ。
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
着ない着ないと 緩くなった手を解き するりと抜け出す。
剣持刀也
伏見ガク
何言ってんだこいつ。
伏見ガク
伏見ガク
伏見ガク
剣持刀也
結局圧に負けた僕は 来ても良いと 言ってしまった。
そして、眠れなかった。
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
もくもくの
もくもくの
剣持刀也
もくもくの
剣持刀也
もくもくの
もくもくの
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