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テコテコ
3人それぞれの思考が バラバラな状況
何も言わず 何も言えず
時間が過ぎる中
沈黙を破ったのは
ミぃ
レイ
レイの肩に飛び乗って来た子猫だった
レイ
レイ
レイ
マイキー
イザナ
レイ
ミぃ
レイ
レイの言葉に返答するように
猫はレイの顔を舐めた
レイ
レイ
レイ
レイ
マイキー
イザナ
レイ
レイ
レイ
レイ
マイキー
レイ
しばらくして
太陽が完全に出ると
レイは立ち上がって 服についた砂をはたき落とした
イザナ
レイ
レイ
レイは自分の手首を2人に見せた
そこには
万次郎の髪ゴム 武道が作ったミサンガ に続いて
光を点滅させる発信機
マイキー
レイ
レイ
イザナ
イザナ
レイ
レイ
3人はレイを先頭に歩き出す
3人の歩く音と波の音
太陽が作る自分達の影
白く、サラサラとした砂浜には
もう涙の跡は無くなっていた
ホテルロビー
帰ってきた3人
当然、こんな早朝に誰もいるはずない
いや、いる
不思議なことに全員いる
なぜだか分からず驚く3人
そして3人に驚くみんな
エマ
マイキー
イザナ
モッチー
ドラケン
場地
三ツ谷
武道
大寿
イザナ
イザナ
イザナ
竜胆
竜胆
蘭
イザナ
ココ
イヌピー
レイ
レイ
マイキー
レイの宣言どうり
ホテルの前に大きめの車が3台停まる
その車からスーツを着た男たちが ゾロゾロと降りて来るのが
ロビーの中からでも十分見えている
男たちがロビーに入ってくると
レイ
レイは万次郎とイザナの横から離れ 男たちの方へ進む
万次郎とイザナは止めなかった
そこに、他のみんなは驚いた
マイキーとイザナが 容易くレイを行かせるはずない
そう、思っていたから
それでも2人は止めなかった
一晩かけて
再びお互いを認識し合った結果だった
今、止めるべきじゃない
そう2人は考えた
レイが男たちの元へ行くまで
全員、黙って見ていた
しかし、男がレイに手錠をかけた事で
流石に口を挟んでしまった
武道
レイ
武道
ヒナ
武道
武道さんっ!
武道
レイ
レイ
レイ
レイ
武道
レイ
レイ
大寿
ドラケン
鶴蝶
レイ
レイ
春千夜
レイ
レイ
マイキー
蘭
イザナ
竜胆
レイ
蘭
レイ
蘭
蘭
蘭
レイはまだまだ みんなと話そうと思っていたが
流石に男も止め始めた
レイ
レイ
レイ
イザナ
マイキー
レイ
レイ
レイ
レイ
武道
男達に腕を掴まれて 引っ張られながら
レイはみんなの方を向き続けた
そしてとうとう
レイが車に押し込められようとした時
マイキー
レイ
マイキー
レイ
レイ
レイ
レイ
それから
レイちゃんは抵抗なんかしないで 素直に車に乗って行ってしまった
あまりにもあっけなく
日常からレイちゃんが消えた
こんなにあっさりとした 別れだなんて
信じられなかった
そのことをマイキー君に言ったら
お前は現代に戻れば 一瞬で会えるじゃん
ってすこし怒られた
確かにそうだ
でも
未来でレイちゃんがいなくなってる 可能性もあるんだ
今まで 良いことなかったし
怖かった
また、みんないなくて
みんな不幸になってて
そうしたらどうしようって
でも俺、頑張ったよ
勇気出して未来へ帰った
帰ってすぐ
目に飛び込んできたのは
俺の手首でレイちゃんにあげた はずのミサンガが光っているという 事実だった
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ
武道
レイ
レイ
レイ
レイ
レイ
レイ
武道
レイ
レイ
レイ
レイ
レイ
武道
武道
武道
武道
レイ
武道
武道
レイ
レイ
未来に帰ったら
レイちゃんが イケメン男子になってたのは
また別の話
テコテコ
テコテコ
テコテコ
テコテコ