私はあなたのことを信じてる
だから
あなたも私を信じて
たとえ
何があっても
私はあなたを
愛しています
そして
もうひとりの
大切な親友も
たったひとりの家族
たったひとりの親友
私はどちらも
大切にしたい
ゆき
え?!
早川宏斗(先生)
来たか
ゆき
ど、どういうこと
桜野都姫
あ、あのね…
ゆき
なんで先生が都姫の家に?!
早川宏斗(先生)
とりあえず座れ
桜野都姫
はい
早川宏斗(先生)
しっかり説明しよう
ゆき
??!!都姫?
桜野都姫
(ゆき、。)
早川宏斗(先生)
それでどこから話せばいいんだ
ゆき
?
ゆき
ゆき何も知らないよ
ゆき
最初から説明してよ
早川宏斗(先生)
桜野
桜野都姫
はい
桜野都姫
あの、
桜野都姫
ゆき 今までずっと黙っててごめんね
ゆき
え?
桜野都姫
私ね、この町に引っ越して来た時から親戚の家に住んでいるの
ゆき
……。
桜野都姫
けど、その親戚が違う家で住むって言って今まで住んでた家を売り払っちゃったの
ゆき
そんな…
桜野都姫
それで私は公園で寝ようと思ってたところ、先生が助けてくれた
桜野都姫
私と先生は模擬結婚をすることにしたの
ゆき
模擬結婚?
桜野都姫
うん
桜野都姫
教師が生徒を家に泊めるのは良くないから結婚してるっていうことにすればいざとなった時も大丈夫かなって
ゆき
都姫
早川宏斗(先生)
もう関所に婚姻届を提出したから正式に夫婦として取り扱われる
ゆき
でもでも
ゆき
学校にバレたらどうするんですか??!!
ゆき
先生、都姫が怒られないようにしてくださいよ?!!
桜野都姫
(ゆき…)
ゆき
私は都姫が1いちばん大事ですから都姫が大変なことになったりしたら先生責任とってくださいよ
桜野都姫
ゆき、ありがとう
桜野都姫
ありがとうぅ
ゆき
?、!!
ゆき
ちょっと都姫〜?
早川宏斗(先生)
ーーーーーーーー。
ゆき
どうしたの
桜野都姫
( なんで、なんで泣いているんだろう
これまで何があっても泣かずにいたのに)
これまで何があっても泣かずにいたのに)
桜野都姫
(そうか、これは嬉しいんだ)
桜野都姫
(ゆきの言葉が胸にささる)
桜野都姫
(ありがとうの言葉が自然と溢れてくる)
ありがとう
ゆき
都姫
桜野都姫
ん?
ゆき
今日、話してくれてありがとう
桜野都姫
うん
ゆき
都姫にとってすごく大事なことだから
ゆき
話すのに勇気がいったでしょ
桜野都姫
こめんねゆき
桜野都姫
友達なのに黙ってて
桜野都姫
ごめんね
ゆき
都姫!
ゆき
私は何でもかんでも言うのが友達だとは思わないよ
桜野都姫
え?
ゆき
大事なことを大事なときに言って
ゆき
お互いを気遣いながら
ゆき
励まし合う
ゆき
そういうのが
ゆき
ほんとの友達なんじゃないかな
桜野都姫
ゆき〜……
ゆき
今回都姫はどうして黙ってたの?
桜野都姫
ゆきに心配かけたくなくて…
それに 言っていいことなのか分からなくて
それに 言っていいことなのか分からなくて
ゆき
うん
ゆき
ほらね
ゆき
都姫はしっかり私のこと考えてくれてたでしょ
桜野都姫
うん
(そう言ってもらえて嬉しい)
(そう言ってもらえて嬉しい)
ゆき
だから都姫は都姫なりに頑張ったんだよ
桜野都姫
うん
ゆき
これから私も精一杯サポートするから
桜野都姫
うん…
桜野都姫
うん!!
ゆき
だから、もう泣かないの〜〜!!
桜野都姫
笑笑 泣いてないよ
ゆき
笑笑 えー! 今泣いてるじゃん
桜野都姫
泣いてないって
ゆき
じゃあその目から流れてる水は何〜?!
桜野都姫
笑笑
ゆき
笑笑
ゆき
都姫、
ゆき
これから何があっても私は都姫の味方だからね
桜野都姫
うん。
ありがとう、ゆき
ありがとう、ゆき
桜野都姫
ありがとう
本当の友達とは
何を意味するのか
考え方は人それぞれだけど
ひとりひとりの考えを尊重しあって
助け合って
生きていく
その度に
何度だって
あなたに言うよ
ありがとう