主
主
主
主
翌日
雨乃 こさめ
昨日逃げちゃったからか勝手にきまずい
今日も一日ずっとらんくんが頭から離れなかった
体調は大丈夫かな
寂しい思いしてないかな
昨日は暇(いとま)くんと柴田(しばた)くんがいたから大丈夫。。
…だと思いたい
昨日こさめが来ていたことはらんくんも分かっているだろう
だからさらにきまづい
桜我 らん
雨乃 こさめ
あ、気づかれてた…気づかれてた…
歩いてる…大丈夫なのかな…痛くない?
雨乃 こさめ
顔が全てを悟っていた。
バレてる。
と。
雨乃 こさめ
雨乃 こさめ
こさめが悪いのにこんなにも弱々しく涙声で、
らんくんには迷惑しかかけてないな
桜我 らん
雨乃 こさめ
ひとりで何かを思い出したかのように言った
桜我 らん
雨乃 こさめ
どうして???
こんなにも弱った身体で言われても
「うん!行こ!」なんて、言えないよ
雨乃 こさめ
桜我 らん
桜我 らん
雨乃 こさめ
また無理してる
動いただけで痛むことに変わりは無いはずなのに
でも、いつもわがまま聞いてもらってるし…不安でしかないけど
雨乃 こさめ
桜我 らん
桜我 らん
こさめの手を引いて歩き出す。
らんくんが何を考えてるのか分からないけど
これでらんくんが心から笑えるなら
いいのかな
外出届を出してから海辺へ来た
なんだか、懐かしい気がする。
雨乃 こさめ
桜我 らん
桜我 らん
雨乃 こさめ
桜我 らん
どうして、思い出せないのだろう
どうして、忘れてしまったのだろう
この話をする度に
悔しい
そう思った
そんな時でもらんくんは
桜我 らん
桜我 らん
大丈夫だよって
こさめは悪くないよって
優しい言葉をかけてくれる
桜我 らん
雨乃 こさめ
桜我 らん
桜我 らん
桜我 らん
雨乃 こさめ
そうだったんだ…
本当に、覚えてないんだ、
記憶にない話を並べられると、やっぱりどうしても悔しい
桜我 らん
桜我 らん
雨乃 こさめ
らんくんがこさめの顔を持って無理矢理目を合わせる。
桜我 らん
桜我 らん
雨乃 こさめ
桜我 らん
こさめから離れて波の音と歌う
雨乃 こさめ
桜我 らん
桜我 らん
雨乃 こさめ
雨乃 こさめ
雨乃 こさめ
桜我 らん
桜我 らん
太陽が海を反射してらんくんを照らす
ほんとに綺麗だった
雨乃 こさめ
雨乃 こさめ
雨乃 こさめ
桜我 らん
雨乃 こさめ
一言じゃ言いきれない程
桜我 らん
雨乃 こさめ
瞬間、らんくんが体制を崩した
桜我 らん
雨乃 こさめ
桜我 らん
笑い事じゃないよ、らんくん
雨乃 こさめ
桜我 らん
雨乃 こさめ
うそ。
絶対うそだ
雨乃 こさめ
雨乃 こさめ
桜我 らん
雨乃 こさめ
もういっそ。全て話してしまおう。
らんくんなら、大丈夫な気がする。
主
桜我 らん
主
桜我 らん
雨乃 こさめ
王雅 みこと
コメント
8件
(߹ㅁ߹)'))))尊い……!
あの〜…最後の方の「おら肩貸し…」のとこの「おら」って「ほら」じゃないですか? あっ!間違ってたらすみません💦少し気になったので確認お願いします!