○○
「何も隠してませんよ」
ユンギ
嘘つき
ユンギ
声が震えてる。
ユンギ
「…嘘つくな」
○○
「嘘なんてついてません」
ユンギ
「なんで言わない」
○○
「なんでも何も話すことなんてないです」
ユンギ
「、」
ユンギ
なんで、言わないんだ。
ユンギ
このままじゃ、絶対に後悔するんだ。
ユンギ
それくらい、わかるよ。
ユンギ
俺は、本当のことが知りたい。
ユンギ
頼むよ。
○○
「…じゃあ、」
○○
「仮に私になにかあったとして、
ユンギさんには関係ありません」
ユンギさんには関係ありません」
○○
「あなたにできることは、何もない」
ユンギ
ユンギさん、あなた、
ユンギ
久しぶりに呼ばれた名前は、
ずいぶんと他人行儀だった。
ずいぶんと他人行儀だった。
ユンギ
俺たちが、そうさせたんだ。
○○
「…もう部屋、戻っていいですか」
ユンギ
こいつは、
何としてでも言う気がないらしい。
何としてでも言う気がないらしい。
ユンギ
そんなことさせない。
ユンギ
逃がしてたまるか。
ユンギ
「やっぱり、あいつが関わってるのか」
○○
ピクッ
ユンギ
もうすこし、
ユンギ
「今日も一緒にいたやつだよ」
ユンギ
もうすこしで、
ユンギ
「お前も知ってるだろ」
ユンギ
手が届きそうなんだ。
ユンギ
「ミンソ」
○○
「!」
ユンギ
あぁ、届いた。