駿佑
俺…○○ちゃんのこと…
○○
…?
駿佑
っ…
駿佑
ごめんっ…なんでもないっ…!
タッタッタッ…
○○
え…ちょっと…!
大吾
は?
流星
告白出来んかった…?
駿佑
はい…
駿佑
ちょっと言えなくて…
恭平
はあぁ?
やばい…カンカンにキレてる…
原因は見たらわかる。
俺が告白出来んかったせいや。
ちょっと勇気が出んくて、
言う前に飛び出してきてもた。
和也
いや…なんでよぉ…
和也
なんであそこまで行ってせぇへんの…?
謙杜
それはあかんよみっちー…
駿佑
ごめんなさい…
丈一郎
よしっ…もっかい行こか。
駿佑
えっ?
丈一郎
えっ?って…
丈一郎
そりゃそうやろ。
丈一郎
今相手は戸惑ってるやろ。
丈一郎
行くんなら今や。
みんなの方を見ると、
みんなが一斉に首を縦に振っている。
駿佑
…
駿佑
分かりましたよ…
大吾
あ…でもその前に…!
駿佑
…?
大吾
お前のそのままの思いを伝えればいいねんで?
大吾
無理はすんなよ?
駿佑
はい…。
謙杜
大吾くんかっこいい…
駿佑
分かりました。
駿佑
行ってきます。
そう言って俺は、
重い足取りでもう一度向かった。
今度こそ、ちゃんと思いを伝える。
今度こそ。
タッタッタッ…
俺は猛ダッシュで会社へ向かった。
さっき○○ちゃんの前から
去った時と同じように。
駿佑
はぁ…
駿佑
○○ちゃん…どこ…
ずっと走っていると、
さっきと同じ場所に○○ちゃんがいた。
駿佑
○○ちゃん…
○○
あ…!駿佑くん…
駿佑
さっきはごめん。
駿佑
てか、なんでまだここに…?
○○
駿佑くんのことだから、
○○
また来るかなと思って、
○○
待ってた。
駿佑
…!
○○
それで…
○○
なんか、話したいことがあるんでしょ?
駿佑
あぁ…
駿佑
その事なんだけど…
駿佑
俺…
もう、隠さない。
ちゃんと思いを伝える。
駿佑
○○ちゃんが好き。
○○
えっ…?
駿佑
迷惑ならごめん。
駿佑
でも、初めて見た時から、
駿佑
可愛いな。って、ひとめぼれしちゃって
駿佑
最近も、よく気を使ってくれてて、
駿佑
顔見ただけで安心できて。
駿佑
俺にとって○○ちゃんはそんな存在なんだ。
○○
…
駿佑
ずっと幸せにする。
駿佑
だから、俺と付き合ってくれませんか?
○○
…
あ…これ、ダメな反応だ。
俺、これから振られる。
怖くて、俺はぎゅっと目を瞑った。
すると、手に何かがふれる感触がした。
駿佑
え…?
見ると、○○ちゃんが俺の手を握っていた。
○○
よろしくお願いします。
駿佑
えっ、えっ!?
駿佑
いいっの…?
○○
うん。
○○
私も…駿佑くんのこと、好きだった。
駿佑
…!?
駿佑
マッジで…?
びっくりして言葉にならなかった。
○○
告白するつもりだったけど…
○○
先越されちゃったね。
駿佑
ごめん。
○○
いいよ。笑
○○
駿佑くんに告白されて、嬉しかったから。
駿佑
あ、りがと…/////
○○
さ、仕事戻ろ?
駿佑
うん!
丈一郎
そっかぁ…。
丈一郎
みっちーもリア充…
和也
俺らどうするよ丈!
駿佑
頑張ってください笑
大吾
頑張れ!
丈一郎
頑張れって…
丈一郎
大吾も歳同じくらいやん!
大吾
俺?彼女おるし。
恭平
マジで?
大吾
うん。
駿佑
初めて聞いた。
流星
いや、2人の顔笑
謙杜
2人とも先越されちゃいましたねぇ?
流星
まぁ僕らはまだピチピチなんで?
和也
なんでやぁ…!
丈一郎
絶対彼女作る…!
駿佑
多分無理っすよ…((ボソッ…