君 の 正 体 が 分 か る ま で

私の目の前には 高身長の黒い仮面をかぶった　男が居た　。

タキシードの上に マントを身に着けている　。

とても怪しい人物だった　。

私は謎の彼と　踊り始めた　。

お互いの腰に手を当てながら 踊り回る　。

まるで　、お姫様だ　。

自然と周辺の人々が はけていき　、中央に大きな 丸い踊り場ができた　。

次第に踊っているのが私たちだけになった　。 大勢の人々が私たちの踊りを見ている　。

その中には　、ゆあんくんも居た　。

曲の音が大きくなるとともに　、 彼は私を持ち上げた　。

その時　、

バン　！！！！

彼は裏口へ走っていった　。

私は昨日の　彼が忘れられなかった　。

踊ってる最中　、楽しかったんだ　。

「 の あ さ ん　？ 」

「 ゆ ー あ ん く ん 」

「 の あ さ ん の こ と 好 き な の 　？ 」

放課後

私は今日　、たっつんさんに チョコレートを渡す　。

その時　、

「 た っ つ ん さ ん っ ！！ 」

入ろうとした教室から　、 聞いたことのある声が響いてきた　。

私は　教室を覗いた　。

飾りつけされた箱を取り出す　。

私は　もう見るのをやめた　。

そして　、運命から逃げるように 廊下を全力で走った　。

私は泣いた　。

床に座り込んで　、ずっと１人で泣いた　。

「 の あ さ ん ？ 」

ゆあんくんは隣で 体育座りをした　。

私はすべてをゆあんくんに話した　。

本 当 の 運 命 の 人 な ら 両 思 い に な る は ず　。

私たちは　門に向かおうとした　。

立ち上がったその瞬間　、

優しく微笑んでいる彼女が　、いたんだ　。

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