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昨日人を殺したんだ。

君はそう言っていた。

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

部屋の前で泣いていた。

夏が始まったばかりというのに、

君はひどく震えていた。

そんな話で始まる、

あの夏の日の記憶だ。

殺したの隣の席の、

いつも虐めてくるアイツ。

もう嫌になって、

肩を突き飛ばして、

打ち所が悪かったんだ。

もうここにはいられないと思うし、

どっか遠いとこで死んでくるよ

そんな君に僕は言った。

それじゃ僕も連れてって

財布を持って、

ナイフを持って、

携帯ゲームもカバンに詰めて、

いらないものは全部

壊していこう。

あの写真も、

あの日記も、

今となっちゃ

もういらないさ。

人殺しと

ダメ人間の

君と僕の

旅だ。

そして僕らは、

逃げ出した。

この狭い狭いこの世界から。

家族もクラスの奴らも何もかも

全部捨てて君と二人で。

遠い遠い誰もいない

場所で二人で

死のうよ。

もうこの世界に価値などないよ。

人殺しなんてそこら中

湧いてるじゃんか。

君は何も悪くないよ。

君は何も悪くないよ。

❃ふくしな❃

ここまで見て下さって

❃ふくしな❃

ありがとうございました。

❃ふくしな❃

もし人気だったら続き出したいと

❃ふくしな❃

思います。

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