あたしが家に帰った時にはもう既に遅かった。
碧
(今日は久しぶりにお父さんが居る日だっけ?お父さんの料理美味しいからなぁ)
碧
なん、で…?
碧
お父さん…?
消防車~()
早く避難しなさい!
碧
お父さ…ん…まだ…お父さんが中、に…!
消防車~()
なんだってぇぇ?!?!??!!!!!
消防車~()
とりあえず避難を!
碧
はい。
碧
お母さん…お父さんは平気なの。?
まんまみーや
私も仕事から帰ってきたばっかだから、分からないわ…
まんまみーや
でも、きっとお父さんの事だから大丈夫よ。
碧
だよ、ね?
まんまみーや
私達に出来ることは信じて待つ事だけよ
碧
そうだよね。
まんまみーや
碧はお友達の家に入れさせて貰いなさい。
お父さんは病院に運ばれた。そしてその日の幕が閉じた。
ミナ
貴方からここに来るなんて珍しいわね
碧
…
お父さんはそのまま消息を絶った。体には火傷だけではなく、切り傷が複数。誰かの犯行とみられたらしい。
碧
(きっと神様からの天罰だ。)
碧
(誰かの幸せを崩すならその分私にも帰ってこなくちゃ可笑しいよね)
ミナ
ねぇ…ちょっときいてるの?
碧
え…?あ、ごめん
ミナ
どうしたの?何があったのかきかせてよ
碧
お父さんが死んだ。
碧
殺人事件だって。
ミナ
悲しくないの?
碧
悲しくなんてないよ。私がだしてる被害に比べたらこんなのちっぽけだよ
ミナ
あら…そう…でも
貴方が犯罪をしている分。殺した人に同情をしては絶対にだめよ
碧
…
碧
分かった…
碧
(これじゃまるで、
あたしがお人形さんみたいじゃない