創作BL短編集

楽勝すぎるー！！

古文サボれんの ラッキーすぎんだろ！！

俺演技上手すぎじゃね！？

俺はルンルンで保健室へ向かった。

奥のベッドから出てきた人は、 中学のときにくっっそ仲悪かったやつ。

高校入ってからいろいろあったけど 相変わらずこいつは嫌い。

朝陽にぐい、と腕を掴まれる。

え、さっきのお調子者どこいった…？

俺は上履きを脱いで、 ベッドの中に脚を入れる。

全身が布団に包まれると 朝陽に抱きしめられた。

目をつぶっていると、下半身の方に手が。

あーくそ、殴れない…

かちゃかちゃ、

朝陽は俺の上にまたがって、 俺のベルトを外す。

わしゃ、と頭を撫でられる。

起き上がると、朝陽が肩から 毛布を掛けてくれた。

そして朝陽の手は俺の腰の方へ伸びてくる。

さりげなく髪を耳に掛けた 朝陽の耳元に、ピアスが光る。

朝陽の手で俺は蕩けて。

息もすっかり荒くなり、朝陽に抱きつく。

朝陽はティッシュを手渡してくる。

ﾋﾞｭﾙﾙﾙﾙｯ、

朝陽はぽんぽん、と俺の頭を軽く叩く。

再び布団に潜ると、 また朝陽が抱きついてくる。