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幸せのエクボ　賢者の石編

第9話 - 9話　ミント

210

2023年07月01日

#ハリーポッター

#ハリーポッター夢

#ハリーポッター恋愛

#ハリーポッターオリジナル

#ご本人様とは一切関係ありません

そこら辺にいる人

マオ･カミーティ

はぁ、寒い…

ハリー･ポッター

やぁ、マオ。調子どう？

マオ･カミーティ

あらハリー、1週間ぶりね。

マオ･カミーティ

元気よ、寒いけど。

マオ･カミーティ

ハリーは？

ハリー･ポッター

僕は…うーん…

マオ･カミーティ

何かあったの？

ハリー･ポッター

この前の晩からずっと、夜中にあの鏡の前に通いつめてたんだ。

マオ･カミーティ

あら、そうだったの？

ハリー･ポッター

それで、昨日も鏡の前に居たんだ。

ハリー･ポッター

そしたらダンブルドア先生にバレちゃったんだ。

マオ･カミーティ

そうだったの！？

マオ･カミーティ

大丈夫だったの？

ハリー･ポッター

ああ、怒られなかったよ。僕が鏡の前によく行ってたことも知ってたみたいなんだ。

マオ･カミーティ

そうなのね。

マオ･カミーティ

何も言われなかったの？

ハリー･ポッター

いや、あの鏡がなんなのかを教えられたよ。

マオ･カミーティ

あの鏡について？

ハリー･ポッター

そう。

ハリー･ポッター

あの鏡は｢みぞの鏡｣って言うんだ。

ハリー･ポッター

鏡を見た人が心の底から望んでるものを見せるんだ。

マオ･カミーティ

ああ、それでハリーは両親が見えて、ロンは理想の自分が見えてたのね。

マオ･カミーティ

あれ、でも私が見たのは……

ハリー･ポッター

？

ハリー･ポッター

どうしたの？

マオ･カミーティ

…いえ、なんでもないわ。

ハリー･ポッター

鏡はもう別の場所に移動させるって。

マオ･カミーティ

あら、そう…

ハリー･ポッター

あ、そうだ、明日ハーマイオニーが帰ってくるよ。

マオ･カミーティ

そうなの？

マオ･カミーティ

楽しみね。

マオ･カミーティ

そうだわ、友達から沢山貰ったお菓子、ハーマイオニーにあげようかしら。

マオ･カミーティ

数が結構余ってるからハリーも食べる？

ハリー･ポッター

いいの？

ハリー･ポッター

じゃあ貰おうかな。

マオ･カミーティ

はい、ふたつ上げるからロンと分けてね。

ハリー･ポッター

ありがとう！

マオ･カミーティ

あと4つも余ってるわ。

マオ･カミーティ

他の人に配ることにする。

ハリー･ポッター

それがいいね。

ハリー･ポッター

それじゃあ、またね。

マオ･カミーティ

ええ、また。

マオ･カミーティ

これは、あの子にあげようかしら…

ジョージ･ウィーズリー

聞いちゃった、聞いちゃった！

フレッド･ウィーズリー

美味しそうな話だなぁ。

オリバー･ウッド

おい2人とも、すぐマオにかまかけるなよ…

フレッド･ウィーズリー

なんだよオリバー、マオからのあまーいお菓子欲しくないのか？

ジョージ･ウィーズリー

そうだぞオリバー、4つも余ってるんだぜ？

オリバー･ウッド

…欲しくないなんて一言も言ってないぞ。

フレッド･ウィーズリー

あはは！笑そう来なくっちゃ！

ジョージ･ウィーズリー

お嬢さん！

マオ･カミーティ

！

マオ･カミーティ

3人とも、どうして一緒にいるの？

オリバー･ウッド

クィディッチの試合のことで話してたんだ。

マオ･カミーティ

ふーん。

マオ･カミーティ

それで、なんか用？

フレッド･ウィーズリー

その袋に入ってるもの、なにかな？

マオ･カミーティ

これ？お菓子よ。

ジョージ･ウィーズリー

お菓子だってよ、オリバー！

オリバー･ウッド

今知ったみたいな顔するなよ。

フレッド･ウィーズリー

もしかして、俺達のために用意してくれたのかい？

マオ･カミーティ

別に貴方達のためじゃないけれど、

マオ･カミーティ

余ってるものだから貰ってもいいわよ。

ジョージ･ウィーズリー

冷たいこと言わないでくれよ〜。

フレッド･ウィーズリー

これ、ハニーデュークスのお菓子だな？

マオ･カミーティ

よく知ってるのね。

マオ･カミーティ

ホグズミードに行った友達が買ってきてくれたの。

マオ･カミーティ

大量にね。

オリバー･ウッド

僕はこれがいいな。

マオ･カミーティ

はい、どうぞ。

フレッド･ウィーズリー

じゃあ俺はスコーンにしようかな？

マオ･カミーティ

え。

フレッド･ウィーズリー

え？

オリバー･ウッド

フレッド、スコーンはマオの好物だぞ。

フレッド･ウィーズリー

そうだったのか！

ジョージ･ウィーズリー

ちょっと待てオリバー、どうして俺達に黙ってたのさ！？

オリバー･ウッド

…別に、言う必要ないだろう。

フレッド･ウィーズリー

マオと俺だけのひみつ♡とか思ってたんだな〜？

オリバー･ウッド

そんなこと、

マオ･カミーティ

2人とも、オリバーのことからかうのやめなさいよ。

マオ･カミーティ

余り物だから元々人にあげるつもりだったし

マオ･カミーティ

貰ってもいいわよ。

フレッド･ウィーズリー

やった、マオからスコーンを貰ったぞ！

ジョージ･ウィーズリー

いいなぁ。

マオ･カミーティ

まだお菓子余ってるわよ、はいどうぞ。

ジョージ･ウィーズリー

やった、カエルチョコだ！

オリバー･ウッド

もう1つ余ってるのか？

フレッド･ウィーズリー

何が入ってるんだ？

マオ･カミーティ

これは…ミントチョコね。

ジョージ･ウィーズリー

うえぇ、俺ミント好きじゃないや。

マオ･カミーティ

あら、いる？

ジョージ･ウィーズリー

いらないよ！

マオ･カミーティ

ふふっ笑分かってる。

マオ･カミーティ

じゃあ私、寮に戻るわ。

フレッド･ウィーズリー

またね、マオ！

オリバー･ウッド

お菓子ありがとう。

ジョージ･ウィーズリー

美味しく頂くぞ〜。

マオ･カミーティ

ええ。

スタスタ…

ジョージ･ウィーズリー

…なぁ、マオ背が伸びたんじゃないか？

フレッド･ウィーズリー

それ俺も思ったよ。

オリバー･ウッド

確かに、あんなに大きくなかった。

ドンッ！

バサバサッ

マオ･カミーティ

いたっ…

ドラコ･マルフォイ

おい、前見て歩けよ。

マオ･カミーティ

はぁ？貴方だったのね。

マオ･カミーティ

前見て歩くべきなのはそっちよ。

ドラコ･マルフォイ

僕のノートが落ちたじゃないか。

マオ･カミーティ

だから何よ。自分で拾えばいじゃない。

ドラコ･マルフォイ

お前が拾うべきだ。

マオ･カミーティ

…それなら私の袋も拾ってくれる？

ドラコ･マルフォイ

…何が入ってるんだ？

マオ･カミーティ

別になんでもいいでしょ。

ドラコ･マルフォイ

面白そうじゃないか、中身をくれるなら拾ってやる。

マオ･カミーティ

ああそうですか。中身は別に余り物のミントチョコだから、

マオ･カミーティ

どうぞお好きに！

ドラコ･マルフォイ

ふん、ちゃんと僕のノートも拾えよ。

マオ･カミーティ

はいはい。

マオ･カミーティ

そのミントチョコ、私に貰ったなんて言わないでよね。

ドラコ･マルフォイ

誰が言うか。

ドラコ･マルフォイ

それにミントは嫌いじゃない。

ドラコ･マルフォイ

運が良かったと思え、ありがたく受け取ってやる。

マオ･カミーティ

私だって余り物が無くなって良かったわよ。

マオ･カミーティ

それじゃあ、ごきげんよう。

スタスタ…

ドラコ･マルフォイ

…ノートにお菓子のカスがついてるじゃないか。

ドラコ･マルフォイ

生意気な奴め。あいつを言い負かしてやりたい…

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