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夢小説注意
「告白」にてすみ
あの日から日帝は変わらなかった
いや、正確には 変わろうとしなかったのかもしれない。
無言に距離を詰めることもない。 答えを急かすこともない。
紫咲 純恋
ただ、今までよりほんの少しだけ近くに居て、 私が困った時は必ず隣に居る。
放課後、私が1人で教室に残った時もそうだった。
日帝
日帝
どれも特別じゃない言葉なのに。
優しくて、当たり前で__
それが余計に胸に刺さった。
紫咲 純恋
気付かないふりをしていた。
でも胸の中で日帝で満たされていくのを 止められなかった。
告白から1週間後の放課後。
夕焼けが廊下を赤く染め、 部活帰りのざわめきもいつの間にか消えていた。
紫咲 純恋
日帝
紫咲 純恋
日帝
屋上へ続く階段を登りながら、 心臓の音がやけに大きく聞こえる。
息が浅くなって、手のひらが汗でにじむ。
紫咲 純恋
屋上の扉を開けた瞬間、風が頬を撫でた。
日帝
私は1度大きく息を吸った。
紫咲 純恋
日帝の目がほんの少し見開かれる。
紫咲 純恋
紫咲 純恋
拳をぎゅっと握りしめる。
紫咲 純恋
言葉が胸の奥から零れ落ちる。
紫咲 純恋
紫咲 純恋
一拍。
紫咲 純恋
声が震える。
それでも視線は逸らさない。
紫咲 純恋
紫咲 純恋
日帝
それでも。
紫咲 純恋
1歩距離を詰める。
紫咲 純恋
紫咲 純恋
沈黙が落ちる。
風の音だけが2人の間をすり抜けていった。
日帝
日帝は何も言わなかった。
ただゆっくりと一歩、こちらに近づく。
紫咲 純恋
声を出そうとした時
視界がぐっと近づいてその瞬間
強く逃げ場を遮るみたいに、 抱きしめられた。
紫咲 純恋
心臓が跳ね上がる。
顔に一気に熱が集まって、 耳まで赤くなるのが自分でもわかった。
日帝の腕はしっかりしていて、 でも乱暴じゃなくて離す気がないみたいで
耳元で低い声が落ちる。
日帝
たったそれだけなのに 胸の奥が締め付けられる。
紫咲 純恋
言葉にならない。
恥ずかしくて、顔が熱くて
でも
離れたくなくて。
日帝
少しだけ声が震える。
日帝
その一言で全てが溶けた。
日帝の胸に顔を埋めると、 ドクドクとなる心臓の音が伝わってくる。
日帝
日帝
紫咲 純恋
小さくそう言うと、日帝はほんの少しだけ 手に力を込めた。
しばらくして、名残り惜しそうに 身体が離れる。
真正面から真剣な目。
日帝
日帝
日帝
紫咲 純恋
即答だった。
日帝の手がそっと私の手に触れる。
日帝
紫咲 純恋
日帝
少し照れたように恥ずかしそうに言う。
日帝
日帝
紫咲 純恋
日帝は私の手を引いたまま離さなかった。
絡めた指にほんの少しだけ力がこもる。
近い。さっきよりもずっと。
息がかかる距離で 日帝が1度だけ言葉を失うのがわかった。
視線が私の目から唇へ一瞬落ちる。
紫咲 純恋
胸が跳ねる。
心臓の音がうるさくて仕方ない。
日帝がゆっくりと顔を近づけてくる。
夕焼けに染まった顔がやけに真剣で。
日帝
あと少し。数センチ。
その距離に耐えきれなくて 思わず息を止めた。その時
紫咲 純恋
日帝はぎりぎりの所で動きを止めた。
唇が触れることはなく、
代わりに額と額が軽くぶつかる。
日帝
低く、掠れた声。
日帝
その言葉に胸が強く締め付けられる。
紫咲 純恋
そう言うと日帝は小さく笑った。
日帝
日帝
額を合わせたまま、距離を保って
日帝
日帝
その真っ直ぐな言葉に涙が滲みそうになる。
紫咲 純恋
日帝は安心したように息を吐いて、 そっと私の頭に手を置いた。
撫でるだけ。
それ以上はしない。
日帝
日帝
そう言って、少しだけ意地悪そうに笑う。
日帝
紫咲 純恋
即答。
夕焼けの屋上で
触れそうで触れなかった距離が__
胸の奥に、甘く残り続けていた。
コメント
13件

あ吐血した
やっぱ本家これの方がいいんj((((