みさき
16歳の春。私は恋をした
みさき
あの日はちょうど快晴だった
みさき
風はまだ少し冷たかったけど、心に染みるとても良い風だった
みさき
坂道に並ぶ桜の木。
みさき
花びらは空に向かって飛んでいた
みさき
君を最初に見たのはいつだっただろう
みさき
教室から見えるあの坂道を、息を切らせながらかけ登って来る君の姿が私の目を奪った
みさき
入学式そうそうに遅刻してくる君は怒られていたね
みさき
もしかすると、その頃から君を好いていたのかもしれないね
みさき
それから私は初対面の君と連絡先を教えあったんだっけ
翔
やっほ
翔
よろしく
みさき
よろしく
みさき
1年C組の松本みさきです
翔
おう、1年E組山田翔です
みさき
確か、最初はこんな感じだったかな
みさき
その後、メールのやり取りが多くなった
みさき
それから、色んな話をするようになった
みさき
少しの月日がたち、行事や部活などで忙しい日々が続いたけど、変わらずメールのやり取りは欠かさなかった
みさき
文化祭も一緒に回って、体育祭も同じ係に入って
みさき
一緒にいるだけで、楽しいと思えた






