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kzkn集

1 - 誤解編

♥

547

2023年11月19日

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kzkn 付き合ってます 同棲してます ご本人様とは一切関係ありません

長いです

誤解編

kz

kn

何?葛葉

kz

ふわっちと遊びに行ってくるから

kz

帰り遅くなる

kn

あ、うん

kn

気をつけてね

kz

おー

ガチャ

kn

はぁ、

kn

遅くなるのかー

kn

今日は一緒にいたかったのにな...

今日は葛葉と付き合って5ヶ月なのだ

特にお祝いみたいなことはしないけど 1日ずっと家にいて葛葉とゆっくりしたかったな〜なんて...葛葉はそんなの気にしないか

kn

何しよう

kn

んっ

寝てしまっていた... 時刻は午前1時をまわっていた 家は静まり返っている 葛葉はまだ帰ってきていないようだ 流石に遅くないか

さすがの僕も不安になってきた まさかとは思うが浮気...いや、やめよう 葛葉に限ってそんなことは無い...はず もしかして捨てられた? 僕なにかしたかな?怖い

kn

...あれ?

視界がぼやけている 手に水が落ちた 僕はいつの間にか泣いていた どうしよう...

そういえば今日は何も食べていなかった 流石にまずいかと思い 僕は上着を着て玄関へと向かった

外は少し肌寒かった 上着を着てきたのは正解だったなと思い足を動かした

?

今日はありがとな

kn

...え?

僕は咄嗟に隠れてしまった 聞き覚えのある声が聞こえたからだ 尚も2人の男性の声が聞こえてくる 楽しそうだ 僕の足は反射的に動いていた とにかく走って走ってできるだけ遠くに

空腹なんてどうでもいい ーー

kn

葛葉っ...

kn

はぁ...はぁ

疲れて足を止めた 息をすることだけを考えて

しばらくして呼吸をだいぶ楽になり、 顔を上げた ...案の定知らない場所だ 街灯が全くない 嫌な所で止まってしまった

家に帰りたいが 葛葉がいるかもしれないという事と 帰り道が分からないという事が重なり まぁ言わば迷子だ

ここで立ち止まっていても何も変わらないだろうし灯りがある方へと歩いた

しばらく歩いたが何も変わらない どうしたものか 汗が服に染み込んでさっきよりも寒いし 途方に暮れていた

kn

...あ

僕は馬鹿だ なぜすぐに考えつかなかったのだろうか スマホがあるではないか 地図で現在地を調べた 家から3kmほど離れた所だった 帰り道はわかった しかし、葛葉がいる可能性がある 出来れば今は会いたくない

誰かに泊めてもらおうかと連絡先を漁ってみたが今連絡をすると迷惑では?と考えてしまい、中々決まらない しばらく考え、ある1つの連絡先に目が止まった

彼ならわんちゃんいけるかもと思い 恐る恐る電話をしてみた

ピンポーン

ak

はーい!

kn

あ、ごめんねぇ急に

ak

全然大丈夫だよ!

ak

さ、入ってー!

kn

ありがとう

電話をした相手ー明那は快く僕を迎え入れてくれた 理由も気かづに泊めてくれる明那 こっちとしては凄く助かる

ak

叶さん何飲む?

kn

じゃあお茶で

ak

はーい

kn

ありがとう明那

ak

いつもお世話になってるし

ak

このくらい全然!

ak

...何があったか聞いてもいい?

kn

...うん

僕はさっきあったことを全て話した 明那は静かに聞いてくれた 嫌な顔ひとつせずに

ak

...なるほど...

kn

巻き込んじゃってごめんねぇ

kn

明那からしたらくだらないことかも

ak

くだらなくなんかないよ!

ak

辛かったね...

ak

でもさ

ak

ずっと避けてても何も変わらないよ

ak

叶さんもこのままは嫌じゃない?

kn

...嫌

ak

だったら向き合ってみようよ

ak

無理にとは言わないけど

ak

部外者の俺が言うのもなんだけど

ak

今日の叶さん1回も笑ってない!

kn

え?

ak

叶さん、また俺に笑顔見せて!

ak

葛葉くんとの惚気聞かせてよ

kn

...!!

kn

う、うん!

ak

そうと決まれば!

ak

葛葉くんのもとへレッツゴー!

kn

おー!

kn

...明那ありがとう!

ak

うん!

怖い... 明那にはああ言ってもらったけど でも、変わりたい!!

協力してくれた明那のためにもね

kn

た、ただいま...

kn

葛葉?

kn

...ぁ

寝てる... 話したいけど起こすのもなぁ... ...ん?葛葉の目元赤くなってる? ...泣いたの?なんで?

kn

く、葛葉〜?

kn

起きて〜

kz

ん...

kn

あ、起きそう

kn

葛葉

kz

か、なえ?

葛葉が目を開いた そして僕の存在を確認したかと思うと

kn

...え?

kz

どこいってたんだよっ

僕は葛葉の腕の中にいた

kn

ぅあ??えっな、////

いきなりの事に僕は少し、いや結構驚いていた しかも葛葉は涙を流していたのだ

kz

...心配したっ

kz

帰ってきても...グズッ

kz

いつもみたいに返事無いし

kz

出ていったんじゃないかって...

kz

怖かったぁ...

kn

ごっごめんねぇ

僕は今の状況に正直喜んでいた 葛葉、心配してくれたんだ でもまだ僕の気持ちを伝えきれてない

kn

あのね葛葉

kz

kn

僕の話も聞いてくれる?

kz

...うん

kn

葛葉さぁ、帰ってくるの遅かったよね

kz

あ、それは

kn

僕凄く怖かった

kn

浮気とか...捨てられたんじゃないかとか

kn

色々考えてる内にお腹空いてきて

kn

コンビニ行こうと思って外出て

kn

そしたら葛葉の声がして...

kn

ふわっちと楽しそうに話してて

kn

僕凄く怖くなって

kn

.......

kn

そ、れで...

kn

うっ...

kz

叶...

kz

ゆっくりでいいよ

kn

...うん

kn

僕、葛葉の事が好き

kn

愛してる

kn

葛葉とずっと一緒にいたい!

kn

でも、僕よりもふわっちの方が

kn

葛葉にはいいのかもって思って

kz

そんなことない!

kz

ふわっちは面白いし一緒にいて楽しいけど

kz

叶は落ち着くし俺の事大好きって

kz

沢山言ってくれて

kz

俺も叶の匂いとか仕草とか表情とか

kz

俺の名前を呼ぶ時の声とか

kz

セッ𓏸スの時の叶とか...

kn

もっもういいよ!///

kz

まだ言い足りないけど...

kz

叶は他の奴と違う

kz

叶が他の奴と楽しそうな時は

kz

普通に嫉妬するし

kz

俺にとって叶は特別な存在なんだよ

kz

捨てるわけないだろ

kz

浮気もしない

kz

俺には叶しかいない...//

kn

っ///

kn

ぅぅぅっグズッ

kn

ぼ、僕のこと好き?

kz

好き

kz

愛してるよ

kn

...ちゅーして?

kz

ちゅ

kn

葛葉これからもよろしくねっ

kz

あぁ、よろしく

kz

叶これ...

kn

え?

葛葉から渡されたのは黒い見た目のシンプルなピアスだった

kn

な、なにこれぇ?!

kz

日頃のお礼

kn

かっかっこいい〜!!!!

kn

葛葉、ありがとう!

kz

kn

でもなんで1つだけ?

kz

俺と片方ずつ...てこと

kn

!!

kn

んへへ

kz

んだよ//

kn

いや〜?

kn

毎日つけるよ

kz

俺も

オチなど存在しないのだ

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547

コメント

2

ユーザー

おいしいすぎる

ユーザー

凄くてえてぇです( ´ཫ` ) 最高の話をありがとうございます┏┛墓┗┓

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