諸伏高明
殺人事件……ですか…
大和敢助
こりゃああいつが来るな
諸伏高明
ですね
モブ刑事2
あいつ?
モブ刑事3
ライオンだよ
モブ刑事3
知らないのか?
モブ刑事3
殺人事件のライオンって
モブ刑事2
あ〜!
モブ刑事2
たしか
モブ刑事2
真田"刑事"!
詩音
……真田"警部"な?
モブ刑事2
あ!すみません……!
詩音
で、殺人なんだろ?
諸伏高明
はい
詩音
ん〜
詩音
容疑者は?
諸伏高明
もう捕まりました
詩音
は?
詩音
……は?
詩音
捕まった?
諸伏高明
えぇ
詩音
……
詩音
じゃあ俺が来た意味ねぇな
モブ刑事
あっ、真田警部!
詩音
うっせぇな
詩音
なんだよ
諸伏高明
まぁまぁ……あ、でも犯人は他にも居るらしく……
詩音
他にも?
詩音
面白そうじゃん
詩音
じゃ、俺はその他の犯人ってやつを探してくる
諸伏高明
無理だけはしないでくださいね
詩音
……はは
モブ刑事
どうして諸伏警部は真田警部とお付き合いを……?
諸伏高明
……どういう意味ですか?
モブ刑事
いや……どうして諸伏警部があの自由奔放で口の悪い真田警部と付き合っているのか理解ができなくて……
諸伏高明
あぁ、そういう事ですか……
モブ刑事
どうしてですか?
大和敢助
もともとは高明の一目惚れだったんだよ
諸伏高明
敢助くん、あまり人の話を言うのは控えてください
大和敢助
なんでだよ!
モブ刑事
え、諸伏警部の一目惚れ……?
詩音
あ、これ高明に取ってくか
大和敢助
あぁそうだ
モブ刑事
諸伏警部、あぁいう人が好きなんですか?
諸伏高明
いえ、あのような方が好きというわけではなく、「詩音だから」なので
モブ刑事
ど、どういうところを?
諸伏高明
詩音は、あぁ見えて優しさの塊です
モブ刑事3
えっ
モブ刑事2
お、おい……!
モブ刑事
やめとけやめとけ
モブ刑事3
すみません、つい
大和敢助
あいつもあんなんだからな
諸伏高明
まぁ、調査中にゲームなどはやめてもらいたいのですが……
モブ刑事4
大変です!
モブ刑事4
さっき捕まえた奴の仲間がこの辺りをうろついていると
モブ刑事4
直ちに警戒体制にとのことです
諸伏高明
……了解です
大和敢助
面倒なことにならなきゃいいが
詩音
取った取った〜!
詩音
あ
詩音
てか俺はもう署に帰ってもいいんじゃね
詩音
あ?
諸伏高明
さっき行った現場で捕まえた犯人の仲間がこの辺りをうろついているようです。
警戒体制になるとのことです。
警戒体制になるとのことです。
諸伏高明
私と詩音は近くの遊園地内の警備を任されました
詩音
は?
詩音
いや俺行かねぇから
諸伏高明
私が「詩音と遊園地の警備をします」と言ったのですが?
詩音
わかった
詩音
今どこ
諸伏高明
先程の現場です
大和敢助
お、戻ってきたな
詩音
ったく
詩音
俺は署に戻ってゲームしようと思ったのに!!
諸伏高明
警察署はゲームをするための場所ではないですよ?
詩音
うるせぇな……
諸伏高明
とりあえず、行きますか
詩音
近くってあそこのやつだよな
詩音
意外と広いけどあれを2人で?
諸伏高明
はい
諸伏高明
遊園地はスタッフの目もあるからと
詩音
クソ
詩音
はぁ
諸伏高明
ここら辺でいいでしょう
詩音
じゃ、俺は回ってくるから
諸伏高明
……今日この警備を最後までやれば、明日の仕事は私が引き受けましょう
詩音
あ?
詩音
……
詩音
しゃーねぇーな
子供
警察官なの?!
諸伏高明
そうですよ
子供
じゃあそこの人も?
詩音
……
諸伏高明
そうです、この人も警察官ですよ
子供
でもこの人サボってるよ〜?
詩音
あ?
詩音
サボってて何がわりぃんだよ
諸伏高明
少し静かにしていてもらってもいいですか?
詩音
はぁ
子供
どうしてこの人は警察官になれたの?!
諸伏高明
この人は、こう見えて意外と優秀なんですよ
子供
そうなの??
諸伏高明
えぇ。
スタッフ
すみません、警察の方ですよね?
諸伏高明
はい
スタッフ
○○エリアの方に不審者が出たらしくて
諸伏高明
分かりました、直ぐに行きます
諸伏高明
行きますよ……って…居ない……?
子供
さっきの人ならちょっと前に向こうに行ったよ!
諸伏高明
ありがとうございます
詩音
なぁ
詩音
お前、あいつの仲間だろ?
犯人
なんでそう思う
詩音
だってお前、さっきの現場にも居ただろ?
犯人
お前は誰だ?
詩音
俺は、
詩音
長野県警捜査一課の真田だ
犯人
ふ、警察が来たところで、所詮女だろ!
犯人
何も出来ねぇな!
詩音
俺だけじゃないからな
犯人
どういうことだ?
詩音
俺には相方が居るんだよ。
詩音
すげぇ優秀な相方が
詩音
だから、俺が犯人を見つけて追い詰める。そのあとはそいつの仕事だ
詩音
どういう意味かわかるよな?
犯人
それは……自分の仕事はここまでということか?
詩音
そうだよ
詩音
よく分かったな
犯人
その前に逃げればいいだけだ
犯人
知ってるか!
犯人
男と女では体力の差があるんだよ!
詩音
んなこと知ってるわ
詩音
まぁ、俺が逃がしてもあいつが逃がすかわかんねぇけどな
犯人
ハハッ!
犯人
ハハハハッ!
犯人
お前、面白いな!
犯人
まぁでも、その強気なのを見る限り
犯人
俺は武器を持ってないとでも思ってるみたいだな
詩音
どういうことだ?
犯人
俺は銃を持ってる
犯人
そこから動けば……
犯人
お前を撃つ
犯人
もちろん、客も一緒にだ
詩音
……
詩音
別にいい
詩音
俺のことを撃つのはな
詩音
客じゃなく俺を撃て
犯人
俺は撃つ
犯人
その強気がいつまで持つのかどうか
詩音
……
犯人
でも、警察も銃を持ってるだろ?
詩音
まぁ、普通はな
犯人
……持ってないのか
詩音
俺は相方の許可なく銃を持って撃つことは出来ない
犯人
ハハッ
犯人
変な決まりだな
詩音
……
諸伏高明
詩音!
詩音
あ、高明
諸伏高明
これは……どういう…?
詩音
だから、こいつが犯人の仲間なんだって
諸伏高明
でも、どうしてわかったんですか?
詩音
さっきの現場にこいつも居た。
諸伏高明
とりあえず、その銃を下ろしてもらいましょうか……
犯人
動いたら撃つ
詩音
(今はまだ避難できてない客も多い)
詩音
(ここで撃たれると……)
詩音
?
諸伏高明
( ⚭-⚭)チラッ
詩音
( ⚭-⚭)じーっ
詩音
!
詩音
おい
犯人
なんだよ!
詩音
俺、彼氏が居るんだ
犯人
急に何の話だよ!
詩音
その彼氏、判断力がすごくて
犯人
だからなんなんだよ
詩音
あ?
詩音
だから……
詩音
こういうことだよ!
犯人
ウワァ!!!
minato
なんか……
minato
1話なのに長くなってしまった気がします……
minato
すいません…笑
minato
とりあえず、2話も作るの楽しみです笑







