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燦 .
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無陀野無人
その言葉に
四季の表情が固まった
一ノ瀬四季
即答だった
全員が驚く
四季がここまで無陀野に反発するのは珍しい
無陀野も少し目を細めた
無陀野無人
一ノ瀬四季
無陀野無人
一ノ瀬四季
無陀野無人
一ノ瀬四季
無陀野無人
図星だった
四季が目を逸らす
その瞬間
全員理解した
隠したいのだ
隊長とのやり取りを
紫苑
紫苑
一ノ瀬四季
紫苑
一ノ瀬四季
紫苑
また同じやり取り
猫咲が頷く
猫咲波久礼
一ノ瀬四季
猫咲波久礼
一ノ瀬四季
その時
ブルルッ
スマホが震えた
隊長
今日はヤケに電話をかけてくる
まるで他の人にも聞いて欲しいかのように
四季は反射的に画面を隠そうとする
だが
無陀野の方が早かった
ひょい
一ノ瀬四季
取られた
完全に
一ノ瀬四季
珍しく焦る
無陀野は無視した
通話ボタンを押す
一ノ瀬四季
無陀野無人
低い声
四季が止まる
隊長
隊長の声が聞こえる
隊長
空気が凍った
全員聞いている
隊長はきずかない
隊長
隊長
隊長
隊長
隊長
薫の眉がひくつく
大我の拳が握られる
印南の表情も消えている
隊長
隊長
四季の肩が微かに揺れた
誰にも分からないくらい
ほんの少しだけ
隊長
隊長が笑う
隊長
病室が静かになる
隊長
隊長
隊長
プツッ
通話終了
無陀野が切った
誰も喋らない
喋れない
四季だけが笑った
一ノ瀬四季
小さく
一ノ瀬四季
その言葉で
とうとう
紫苑がキレた
大きな音を立てる
紫苑
低い声
四季は顔をあげる
今まで見た事ないくらい
紫苑は怒っていた
紫苑
四季は答えられない
紫苑
紫苑が吐き捨てる
紫苑
一ノ瀬四季
紫苑
一ノ瀬四季
紫苑
一ノ瀬四季
紫苑
そして
紫苑はまっすぐみた
紫苑
紫苑
四季の目が少しだけ見開かれる
紫苑
誰も笑わない
誰も茶化さない
その言葉だけが
まっすぐ病室に落ちた
そして初めて
四季は何も返せなかった
笑えなかった
いつものように"大丈夫"が出てこなかった
ただ
少しだけ胸の奥が苦しくなった
なぜかは
自分でもわからなかった
コメント
3件
心にグサってくるわぁ〜続き楽しみです!
読んだ…。もう、胸がぎゅってなったよ。 四季が「大したことない」って笑ったとき、絶対大したことあるじゃんって思った。隊長の「代わりはいくらでもいる」って言葉、あれは正直グサッと刺さるよな…。四季が「大丈夫」って言葉を出せなくなった瞬間、ちゃんと仲間が「お前の代わりはいない」って言い切ってくれて、そこがもう、本当に救いだった。無陀野先輩がスマホ取ったのも含めて、このチームの距離感がちゃんと出てて好きだわ。四季の心がちょっとだけ動いたのが伝わってくる。