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生命線
僕は先日死にました
不慮の事故で命 落としました
そんな僕の話を わずかばかり
聞いてはくれないかい?
素敵な人と孤独を残し 身体から抜け出した 僕だけど
なぜだかまだ 生きているみたいに
一歩後ろで見守る
君からは見えない 僕がいて
僕からは見える君が 違和感で
そんな時 昔二人で行った
占い師のセリフが
ふと頭をよぎる
『あなたたち二人は 末長く』
『お幸せになる』
と言われてさ
元々占いは信じない方
だったから別に いいんだけど
命を落とせば感情が
湧き出てこないと 言われてきたのに
君の顔を見ていたら
無いはずの心臓が 強く痛んだ
彼は先日死にました
私一人置いて 旅立ちました
もし本当に神様が いるなら
『なんで彼なんですか?』
イヤだな なんだか 疲れてきた
なんにも手につかない 日々だよ
こんな生活じゃ 彼は怒るかな
あぁそっか
『もういない。』
私から見えない君は 何処?
君からは私が 見えてるのかな
一緒にいた時よりも あなたが大切な気がして
また涙が落ちた
こんな事がまさか 起きるなんて
思ってなかったけど 気づいた
今更だなとか思うけど これだけあなたの事が 大好きで
まだまだ二人で やりたい事が
いっぱいあったのに 悔しいな
むしろ喧嘩だって 足りない
もう何もできないと 空に叫んだ
悲しくて辛くて あなたの元へ
私が行こう としていた時に
あなたの言葉が 聞こえた気がした
今まで何度も 名前を読んでも
君には届かなかったのに。
この時届いた声で 悲しみが
どこかへ 飛んで行ったんだ
お願いどうか幸せに なって
僕はずっとここに いるから
君の泣き顔は見たくない
彼女は笑って強く 『はい』 といった。
昔行った占い師のセリフ の意味がやっと 分かりました
今でも二人は すごく幸せで
『そろそろ信じて みようかな』