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本能
ぼく
本能
ぼく
本能
本能
本能
ぼく
ぼく
本能
本能
ぼく
本能
本能
ぼく
ぼくはやっと事実に気づいた
なんで今まで気づかなかったのか
そう、ぼくは
ぼく
ぼく
本能
ぼく
本能の言葉を聞いてぼくは崩れ落ちた
真っ黒な地面にほのかに輝く核の破片達が散らばる
そうだ。希望はぼく自身だった
ぼくは精神管理者として
本体の管理を苦悩達とやっていた
しかし、日に日に強くなる暗い感情
どう処理すればいいのかわからず
ぼくは壊れた
壊れた核を先ほど本能が言ったように
苦悩が他の感情達に命令して
回収させたんだ
仕事を放棄し
他の感情と向き合わなくなった
ぼく自身が
彼らと向き合えるように
後はぼくが核を組み立てて、受け入れればいい
それで本来のぼくが取り戻せる
でも
ぼく
ぼく
ぼく
ぼく
本能
本能
本能
本能
本能
本能
ぼく
ぼく
ぼく
ぼく
集めた核の輝きが小さくなっていく
終わりが近づいている
すると本能はぼくに近づいて
ぼくの手を握った
本能
本能
本能
本能
本能の手から暖かい光が出る
核がそれに照らされるかのようにわずかに光る
ぼく
怒り
ぼく
ぼく
愛
ぼく
悲しみ
ぼく
許し
ぼく
苦悩
ぼく
どこかから聞こえる仲間たちの声
その声は自身に響くかのようだった
ぼく
ぼく
ぼく
ぼく
本能
ぼくは破片を組み合わせた
破片は光り輝き、一つになり
ぼくの胸元から中に入っていった
ポワーン
本能
本能
希望
希望
希望
本能
本能
本能
本能
本能
本能
本能
本能
本能
本能
本能
希望
ぼくは駆け出した
ぼくの仕事を
ぼくの役目を果たすために
僕
彼はナイフを自身に向けている
ぼくは彼に近づいた
希望
希望
希望
希望
希望
希望
カラン
気づけば僕はナイフを床に落としていた
僕
僕
僕
月明かりが気づけば差し込む部屋で
僕はなぜか誰かの優しさを感じた
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕は通話を切って歩き出した
何か変わるきっかけがほしかった
僕は考える事が好きだけど
いつも一人だった
だから仲間を集めようと思った
そのためにサークルを立ち上げた
思考サークル、Denken Club
うまくいくとは思ってなかったけど
後輩も出来た
僕は卒論で大変だから今は休んでるけど
今日は顔を出そうと思う
僕
僕
僕
僕
若葉が色を添えるこの季節に
僕は僕の歩みで進んでいた
深い闇から完全に脱した訳ではないかもしれない
それでも、この先の旅の希望を
信じ続けて