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最近なおくんの様子がおかしかった。
帰ってくるのが遅かったり、 朝家を出るのが異常に早かったり。
一緒に大学に行こうって言っても 断られる。
理由を聞いても、 なんもない、とかバイトとか…。 絶対何か隠してる。
浮気...? そう思いたくなくても、 心のどこかで疑ってしまう。
そういえば、あの日触ろうとしたら 手を振り払われたし。
とりあえず、なにも持たずに出てきてしまったから家に泊めてくれそうな人に 電話をした。
玲
颯斗
玲くんは俺となおくんのことを よく知ってる良き理解者。
喧嘩をする度、お世話になっている。
玲
颯斗
玲
颯斗
玲
玲
颯斗
俺だって、信じたくない。
直接的な愛情表現は少ないけど、なおくんはいつも俺のこと大好き!っていうオーラがあふれ出てた。
同性だけど そんなこと気にならないくらい 一緒にいると幸せで。
なおくんはイケメンだから 告白されることもあったけど、 いつも俺が大事だからって断ってた。
女子たちも俺らの関係を知ったのか、 個人的に声をかけられることは減ってきてた…
それなのに、なんで。
好きだったのは俺だけなの?
なおくんは俺と一緒にいるのが嫌?
ぐるぐるとネガティブな考えが 頭を回る。
玲
颯斗
不機嫌になってしまったのは俺だし、 一方的に話したのも俺。
嫌われたかもしれない。
なおくんの気持ちを聞くのが怖くて、 なかなか勇気が出ない。
家に帰る気にもなれなくて、しばらく 玲くんの家にお世話になった。