短編集

俺は…

何をしていたんだ…？

俺は………

誰なんだろう…？

{数十年前......}

あるところに

まだ幼い

俺(レイカ)

が

居ました＿。

レイカ、は この頃より

もっと

もっと

幼い頃から＿

母親から 虐待を受けていました

愛情だって

兄にしか

貰えませんでした

ずっと

ずっと

レイカは＿。

…暗い話は 置いておきましょう

さて…続きです

兄が、 食べ物を取りに 行くようです

レイカは ヒトリボッチ になりました

…

…兄を待っていると

ｸﾞﾁｬ、ｸﾞﾁｬ、 …と

まるで…

肉を噛みちぎるような

音が…

聞こえてきました

幼いレイカは…

音のする方へ 行ってしまいました

ﾁﾗｯ…

レイカが覗くと…

大人の女性が…

血まみれで そこに立っていました

幼いレイカは

恐怖で

動けません…

女性が口をひらきます

…

レイカは

逃げようとします

女性が ものすごい力で

霊華を…

掴みました…

どんな断末魔が 聞けるんでしょうね？

…

ｸﾞﾁｬ

ｸﾞﾁｬ

と音が鳴り出す

そんな声をあげても

大人の女性が 辞めることは無かった

女は言う

ﾊﾟﾁﾝ

女が指を鳴らすと

レイカは消えた

目が覚めると

箱のような物の 中に

レイカは閉じ込められていた

この頃から…

レイカは………

ｶﾞﾁｬ

箱が開くような

音がした

ﾌﾞﾜｯと光が 箱の中へ入る

レイカは

その光の眩しさに

目を瞑った

…目を開けると…そこは

不思議な…お城の 前だった

…何が起きたか

全く、理解が 出来なかった

頭の中が

？

でいっぱいになった

何もわからなかった

でも

一つだけ 確かなことがあった

それは…

もう、二度と あの世界へは 帰れない

…

俺の中で

何かが切れた

ﾊｯと我に返った時には

全てがぐちゃぐちゃ だった

城は壊れ

辺り一面血だらけ

天人の

目

足

手

指

生首

体…

色々なものが

辺り一面に 転がっていた

俺は…

自ら

下界へと飛び降りた

真っ逆さまに落ちていく

俺

ひらひらと揺れる

スカート

兄に結んでもらった

髪

…

もう、全部 どうでも良かった

全部

全部

下界まで、後少し

…

少しだけ

あの女に

噛み千切られた

部分が

痛かった

下界まで

後数メートル

…

俺は…