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N県G市

介護付き有料老人ホーム『ツバメの丘』

介護士である井川 栞里は、今日もここでせっせと働いている

井川 栞里

はーい石山さん検温の時間ですよ

井川 栞里

あら藤枝さん、お茶こぼれちゃいました? 今拭きますね

井川 栞里

高野さん、今日は病院の日ですよ
車出しますからね

真面目でハツラツとした栞里は入居者たちからの人気も高く

彼ら彼女らの昔話に付き合わされることもしばしばである

入居者

ワシは昔バンドを組んどったんじゃがな〜

入居者

ギターと歌手の子が付き合い出しての〜

入居者

ドラムのワシは肩身が狭かったんじゃよ〜

井川 栞里

あら、大変でしたね

入居者

昔、化粧師の仕事をしていたんだけど

入居者

ほら、昔の俳優って豪気な遊び方をする人が多かったから

入居者

ベロベロに酔っ払って仕事に来る人なんかもいてね〜

入居者

酒臭い息をかぎながら化粧をしてやるの、本当に大変だったんだから

井川 栞里

そんなことがあったんですね〜

入居者たちの昔話を聞くことは、栞里にとって苦痛ではない

さまざまな人物の過去の経験を聞くことは、彼女にはむしろ楽しみですらある

しかし中には何回も同じ話を繰り返す入居者もおり

栞里も最近やっとそういう話の聞き流し方を覚えてきたところである

清瀬 幸三

昔に比べて今は安全になったものじゃな〜

井川 栞里

そうですね

清瀬 幸三

今に比べて昔はおちおち外国にも行けなんだ

清瀬 幸三

あれは昭和の三十年か、四十年だったかの〜

清瀬 幸三

冷戦が始まって半ば頃じゃったから、四十二、三年かの

井川 栞里

はい

井川 栞里

(あ、多分またあの話だ)

清瀬 幸三

欧州で大きな事件があってな

清瀬 幸三

共産主義者と政府が衝突したんじゃが

清瀬 幸三

日本人も含めた大勢の観光客がテロの人質に取られたんじゃ

井川 栞里

あら、そんなことが

清瀬 幸三

その時はあわや第三次世界大戦勃発かと思われたんじゃが

清瀬 幸三

列強各国の精鋭を集めた諜報部隊の活躍で

清瀬 幸三

人質も全員無事に解放され、ひとまずは世界の均衡も保たれたんじゃな

井川 栞里

大変だったんですね〜

清瀬 幸三

そうじゃ! 大変じゃった!

清瀬 幸三

あの時は日本の物価にも影響が出て

清瀬 幸三

一時は本当にどうなることかと思ったんじゃよ

井川 栞里

でも穏便に収まったみたいで、良かったです

清瀬 幸三

各国の軍や政府機関から選りすぐりの人材が集まって解決したんじゃが

清瀬 幸三

中でも大きな活躍をしたのが日本の女スパイだったんじゃ

清瀬 幸三

彼女が組織間の情報交換や人質の解放に奔走してくれたおかげで

清瀬 幸三

今の世界情勢があるわけなんじゃな

井川 栞里

へえ〜! すごい!

清瀬 幸三

……というのはまあ、単なる噂じゃがの

入居者の一人、清瀬 幸三さん

彼はこの話を好んで介護士や他の入居者たちに話していた

彼がこの話をする時は、栞里のように驚いたリアクションをされるととても機嫌が良くなるので

基本的に介護士たちは彼にこの話を振られると多かれ少なかれ驚いた反応をするようにしている

ちなみにこの話の内容については、過去にそういう事件があったというのは事実であるものの

女スパイの件については、真偽で言えば限りなくデマに近いと言われている

しかし清瀬さんはこの話が好きなのだ

清瀬 幸三

その女スパイもそれ以降消息が知れんでの

清瀬 幸三

今どこで何をしているのかもさっぱりじゃ

清瀬 幸三

そもそも実在したかどうかも怪しい話じゃからの〜

井川 栞里

でも何となくロマンのある話ですよね

清瀬 幸三

そうなんじゃよ

清瀬 幸三

ワシやワシの友人たちはいつも、どんな素敵な女性じゃろうかと夢見ていたものじゃ

清瀬 幸三

確かそのスパイの通り名も噂で聞いたはずなんじゃが

清瀬 幸三

すっかり忘れてしもうた

清瀬 幸三

何じゃったかの

井川 栞里

また思い出したら聞かせてくださいね〜

適切なところで話を切り上げるスキルも、この仕事では必須である

森田 ウメ子

うう〜ん

井川 栞里

森田さん? どうしました?

森田 ウメ子

干芋を食べていたら歯に詰まったのよぉ

井川 栞里

あらあら、楊枝持ってきますね

井川 栞里

私が取りますから、座って待っていてください

森田 ウメ子

ありがとうねぇ

森田 ウメ子さん、御年82歳

足腰が弱ってきており、車椅子で生活している女性だ

町の診療所に定期的に検診目的で連れて行っているのだが

今日がその検診日だ

井川 栞里

森田さん、今日は診療所に行く日ですからね

井川 栞里

車の準備をしたら出発しましょうね

森田 ウメ子

あらぁ、今日病院だったかしら

森田 ウメ子

もう頭がすっかり回らなくなっちゃってねぇ

井川 栞里

お気になさらず
すぐに準備してきますから

介護士

井川さん

井川 栞里

はい

介護士

突然ごめんなさい、森田さんを病院に連れて行くついでに銀行にも寄ってきてくれないかしら?

介護士

締め日だから、今日中に入金に行っておかないといけないんだけど……

介護士

他に行けそうな人がいなくて

井川 栞里

大丈夫ですよ!

井川 栞里

じゃあ森田さんの検診が終わったら、帰りがてら銀行にも行ってきます

介護士

助かるわ!

介護士

じゃあこれ、お願いね

井川 栞里

はい!

平日午後の銀行

繁忙な時間は過ぎたのか、利用客はまばらである

栞里は印刷された番号札を取ると、ウメ子と一緒に待合室の端の席に移動した

ウメ子の車椅子を席の横まで押し、栞里自身はそのすぐ隣に腰かける

井川 栞里

森田さんすみません、すぐ終わりますからね

森田 ウメ子

いいのよぉ

診察を終え疲労しているだろうウメ子を介護施設の社用車の中に放置しているわけにもいかず

それなら銀行内に一緒に連れてきてさっさと入金を終わらせてしまおうという魂胆だ

森田 ウメ子

ああ〜

森田 ウメ子

今日のお夕飯は何だったかしらねぇ

井川 栞里

今日は豚汁と夏野菜炒めですよ

森田 ウメ子

あらぁ

森田 ウメ子

あたしお茄子が好きなのよぉ

森田 ウメ子

昔は体が冷えるからってお姑さんに止められてねぇ

森田 ウメ子

あんまり食べられなかったから

井川 栞里

うふふ

井川 栞里

早く帰ってお食事にしましょうね

銀行員

はい次の方ー

男1

……

銀行員

あ、お客様

銀行員

すみません、順番ですので……

男1

ああ、いや

男1

俺たちゃ客じゃねえんだ

銀行員

ええ?

男2

……

男3

……

銀行員

あの……?

男1

まあ何だ、ちょっと金を用立ててほしくてな

男1

額はそうだな

男1

三千万、あるかい

銀行員

さ、三千!?

銀行員

そんな、急に仰られましても……

井川 栞里

(何かしら)

井川 栞里

(何か揉めてる?)

井川 栞里

(森田さんもお疲れだろうから、早く帰りたいのになあ)

銀行員

お客様、申し訳ありません

銀行員

そういったお話は上とアポイントメントを取っていただかないと……

男1

ま、普通はそうだわな

男1

しかし生憎

男1

俺たちゃ普通に交渉に来たわけじゃないんでね

銀行員

え?

男1

よし、お前らかかれ!

窓口で銀行員と何やら話し込んでいた長身で筋肉質な男が一声かけると

傍らで待っていた連れらしき男2人が不意に懐から何かを取り出した

男2

おらぁ! お前ら全員大人しくしろ!

男3

少しでも動いたらこいつをぶっ放すぞ!

銀行員

銀行員

きゃああああああ!?

井川 栞里

……!?

男たちは待合室にいた栞里たちに向けても、その『何か』をちらつかせる

一見すると手のひらに収まるサイズの物のようだが、それは

井川 栞里

け、拳銃!?

男1

見てのとおりだ、アンタたちも命は惜しいだろ

銀行員

ひ、ひいっ……

男1

分かったらさっさとこのカバンに札束を詰めやがれ!

男1

モタモタしてると1人ずつ撃ち殺すぞ!

銀行員

わ、分かりました

銀行員

分かりましたから……!

井川 栞里

(こ、これっていわゆるアレよね!?)

井川 栞里

(銀行強盗ってやつよね!?)

男2

てめえらも人質だからな!

男3

下手なマネしたら撃ち殺すから大人しくしてろよ!

井川 栞里

(どうしよう……)

井川 栞里

(スキを見て警察を呼べないかな?)

男3

おいそこの女、何してやがる!

男3

携帯なんか触んじゃねえ! 殺されてえか!?

井川 栞里

ひい……

井川 栞里

(まずい、相手は3人もいるから通報するスキがない……)

井川 栞里

(でも……)

森田 ウメ子

ん〜?

森田 ウメ子

何だか騒がしいわねぇ

男2

ババア黙ってろ!

男2

殺すぞ!

井川 栞里

(森田さん……)

井川 栞里

(私は『ツバメの丘』の職員だもの)

井川 栞里

(入居されている方の安全を守る責任がある……)

井川 栞里

あ、あの〜

男3

ああ!?

井川 栞里

ひいっ

井川 栞里

す、すみません!

井川 栞里

このお婆ちゃんだけでも、外に出してあげてくれませんか?

男3

何だと?

井川 栞里

み、見たら分かると思うんですけど

井川 栞里

この方、足腰が弱くて車椅子じゃないと移動できないんです

男2

だから何だ!?

井川 栞里

何だも何も

井川 栞里

こんなお婆ちゃんまで人質に取らなくったっていいじゃないですか!?

井川 栞里

お願いです、この方だけでも逃がしてあげてください!

井川 栞里

お願いします……!

森田 ウメ子

……

男2

女ぁ、調子乗ってんじゃねえ!

男1

まあまあ

男1

確かに人質は大事だが

男1

老い先短い婆さんまで巻き添えにするほど俺たちも鬼じゃねえ

井川 栞里

だったら……!

男1

しかし何もなしに逃がしてやるっつーのも癪に障る

男1

なあ姉ちゃん

井川 栞里

は、はい

男1

その婆さんを逃がしてほしいんだよな?

井川 栞里

はい、お願いします!

男1

じゃあ服脱げ

井川 栞里

えっ……

男1

アンタが裸になって土下座したら、その婆さんを逃がしてやってもいいぜ

男2

そいつはいい!

男3

見ものだな!

井川 栞里

うう……

男たちの理不尽な要求にフリーズする栞里

いつも使っている銀行で拳銃を突きつけられ、脅されているという非日常が

彼女から正常な思考能力を奪っていた

井川 栞里

分かりました……

井川 栞里

(これで森田さんを逃がしてくれるなら)

井川 栞里

(私の裸ぐらい、安いものだわ……)

上着を脱ぎ、トップスに手をかける

少しの逡巡の後、思い切ってトップスを捲り上げようとした

その時

森田 ウメ子

あの〜

森田 ウメ子

ちょっとよろしいですか

男3

ああ!? 何だババア

男2

今いいとこなんだよ! 邪魔すんな!

森田 ウメ子

ああ、いやね

森田 ウメ子

それ、それなんですけど

男3

はあ?

森田 ウメ子

あのね、その持ち方だとね

森田 ウメ子

自分の指が吹き飛びますよ

男2

ババア、何言ってやがんだ

男3

お婆ちゃ〜ん、俺らの指が何だって〜?

痩せた男がウメ子に近づく

拳銃を持ったままの男の腕が、ウメ子に伸ばされた

瞬間

男3

ぎっ

男3

ぎいいいいいい!?

男2

おい、何だ!?

男の苦しげな悲鳴が建物中に響いた

よく見ると彼の腕は肘の関節から逆方向に曲がり

折れた先はぶらぶらと力なく揺れている

森田 ウメ子

ふうん、コルトトルーパーねぇ

栞里が気づいた時には既に、ウメ子の手には腕を折られた男が持っていた拳銃が握られていた

井川 栞里

(え、まさか)

井川 栞里

(奪い取ったの!? 男の人の腕を折って!?)

男3

ぐううう……

男1

おい、しっかりしろ!

男2

ババア、やりやがったな!?

体格の良い男がウメ子に銃口を向けると

バン、と乾いた音がひとつ、した

井川 栞里

きゃあっ!?

幸い銃弾はウメ子に直撃したわけではなく

銀行の床を弾いただけのようだ

森田 ウメ子

はぁ〜

森田 ウメ子

構えが良くないのよねぇ

森田 ウメ子

そんな持ち方じゃ当たるモンも当たらないわよ

男2

い、今のは外したんじゃねえ

男2

ただの威嚇だ!

男2

ババア、いい加減黙らねえと次は……

男のその先の声は言葉にならなかった

バン、とまた乾いた音がして、それから

男2

がっ、あああああ!?

森田 ウメ子

拳銃っていうのはこうやって撃つんだ

男の体が崩れ落ちる

彼の脚から血が流れているのが、栞里の視界に入った

脹脛のあたりを撃たれたのだ

森田 ウメ子

コルトは久しぶりに使ったけど

森田 ウメ子

なかなか使い勝手がいいね

井川 栞里

(い、今の、森田さんが撃ったの!?)

男2

うううう……

男1

バ、ババアァァァ!!

激昂したリーダー格らしき男が銃口を向ける

それはコンマ数秒の差だった

またひとつ、大きな音がして

男1

ぐっ、うう

男の手から武器が弾け飛んだ

手の甲から血を流す彼を気にも留めず

ウメ子は手に持った拳銃から残りの銃弾を抜き取り床に放り投げる

森田 ウメ子

アタシはね、Ⅲ型のAK-47を担いで

森田 ウメ子

東西諸国を駆け回っていたんだ

森田 ウメ子

リボルバーひとつまともに扱えないようなコドモとはね

森田 ウメ子

踏んできた場数が違うんだよ

森田 ウメ子

はーぁ

森田 ウメ子

人生のバカンスだと思って平和な場所にわざわざ越してきたっていうのに

ひとりごとのように呟きながら、ウメ子は拳銃を床に放った

同時に勢い良くドアが開く音がする

警察官

警察だ!

警察官

全員銃を下ろ……せ?

警察官

うん?

警察官

おかしいな、銃声が聞こえたから誰か人質が撃たれたものだと……

井川 栞里

(よく分からないけど)

井川 栞里

(助かった……のかしら)

銀行の職員が裏で通報システムを作動させていたらしい

栞里たちも軽い事情聴取は受けたが

担当した警察官は簡単な調書だけを取ると、彼女たちをあっさりと解放してくれた

井川 栞里

で、ですから本当に

井川 栞里

こちらの森田さんが彼らを……

警察官

はあ

警察官

しかしねえ

森田 ウメ子

うん〜

森田 ウメ子

お夕飯はまだかしらねぇ

森田 ウメ子

お腹がすいちゃって、ひもじいわぁ

警察官

……

井川 栞里

ほ、本当の話で……

森田 ウメ子

井川さぁん

森田 ウメ子

あたしお腹がすいちゃったのよぉ

警察官

……はい、お話は以上です

警察官

お婆ちゃん……森田さんもお疲れみたいですし

警察官

こちらもあんまり長くはやりませんよ

警察官

もうお帰りになって結構です

井川 栞里

ええ……?

井川 栞里

あの、銀行の方たちや、強盗の人たちは何も言っていないんですか?

警察官

ああ、銀行の職員の方々は皆さん何か悪い夢でも見たような感じで

警察官

それぞれてんでバラバラな証言をされているんですよ

警察官

それに強盗団も全員だんまりで

警察官

あんまりこの件について話したがらないみたいなんですよね

警察官

防犯カメラも事前にハッキングされていたみたいで、データも残っておりませんし……

警察官

まあ強盗に失敗して仲間割れでも起こしたんでしょう

警察官

井川さんもこういう出来事があってショックだったと思います

警察官

まずはしっかり休息をとってください

井川 栞里

はい……

井川 栞里

(これで本当にいいのかしら……)

森田 ウメ子

ああ〜ひもじい、ひもじいわぁ

井川 栞里

うーん……

介護付き有料老人ホーム『ツバメの丘』

介護士である井川 栞里は、今日もここでせっせと働いている

井川 栞里

中村さん、血圧測りましょうか

井川 栞里

佐々木さん、おトイレはこっちですよ

井川 栞里

新庄さん、ご家族の方がお見えですよ

井川 栞里

あら、森田さん!

森田 佑一

こんにちは

森田 佑一

いつも祖母がお世話になっています

井川 栞里

こんにちは

井川 栞里

ウメ子さんでしたらラウンジの方にいらっしゃいますよ

森田 ウメ子

うう〜ん

森田 佑一

ばーちゃん

森田 ウメ子

あら、佑一?

森田 佑一

ばーちゃんの好きな干芋、また買ってきたよ

森田 佑一

歯や喉に詰まらせないように、少しずつ食べてくれよ

森田 ウメ子

あら〜!

森田 ウメ子

あたしこれ大好きなのよぉ

森田 佑一

ははは

井川 栞里

(強盗事件から1ヶ月)

井川 栞里

(あれはやっぱり悪い夢だったんじゃないかと自分でも思うようになってきた)

森田 ウメ子

佑一、また背が伸びたんじゃない?

森田 佑一

何言ってんだよ、俺もう社会人だよ

森田 佑一

成長期なんかとっくに終わってんの

森田 ウメ子

そうかしらぁ?

井川 栞里

(森田さんは可愛らしいお婆ちゃんで)

井川 栞里

(あんな大立ち回りができるような人じゃない、とやっぱり思う)

井川 栞里

(事件のショックで幻覚でも見たんじゃないだろうか)

井川 栞里

そうよ、きっとそうだわ

清瀬 幸三

ああ!

清瀬 幸三

思い出した!

介護士

清瀬さん?

介護士

何を思い出したんですか?

清瀬 幸三

あの女スパイの通り名

清瀬 幸三

“プラム”だ!

清瀬 幸三

いやースッキリした!

介護士

もう、またその話ですか〜?

介護士

そのスパイって、都市伝説みたいなものでしょう?

井川 栞里

(……プラムって確か)

井川 栞里

(日本で言うところの“ウメ”じゃなかったかしら)

首を傾げた栞里と、ウメ子の視線が合う

ウメ子は目を細めてにんまりと笑ってから

ぱちん、とウインクをしてみせた

〜FIN〜

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