私は久美子。37歳独身。 花屋をしている。
今日は5月○日。つまり母の日。
この日は花を買いに来る人が 沢山いる。
そんな今日、 小さな女の子に出会った。
久美子
久美子
と、顔を下に向けると小さな女の子が立っていた。
久美子
女の子
久美子
女の子
久美子
こんな日に母親に花をあげないのは なぜだろうか
こんな小さな女の子だから きっと買いに来たのだと思ったが…
久美子
女の子
久美子
女の子
女の子
女の子
女の子
久美子
女の子
久美子
女の子
久美子
女の子
久美子
久美子
久美子
久美子
久美子
久美子
女の子
久美子
久美子
女の子
女の子
久美子
女の子
久美子
久美子
女の子
久美子
女の子
久美子
小さい子にあんな話をしても わからないか…
久美子
久美子
女の子
女の子
久美子
女の子
女の子
ゆり
ゆり
久美子
ゆり
久美子
久美子
久美子
花屋(私の家)の裏にはお花畑がある。
きっとないと思うが、この景色をこの子に見せてあげよう
久美子
ゆり
ゆり
ゆり
久美子
やっぱりないか。。
この子に悪いなあ…
久美子
久美子
ゆり
久美子
驚きで声が裏返ってしまった
女の子が指さす先には
ゆり
チューリップに似た花、 カンパニュラだった
チューリップに似てるが、ちゃんとカンパニュラだった。
もうこの花しかない…
久美子
久美子
その瞬間
ゆり
ゆり
久美子
確かに、咲いていた
紛れもない、それはチューリップだった
久美子
久美子
女の子の方を見ると女の子はにっこりと笑っていた
久美子
あれから5年
あれは一体なんだったのだろうか
と、いうのも、目を開けると私はベッドの上にいたから。
あのまま倒れた?いやいやそんなはずが無い
私の玄関には、あの青い 『チューリップの花』が飾られていたから。
あの女の子は全く見かけない
あれは小さな『妖精』だったのかな
けれど、あの子は私に幸せを与えてくれた。
あれから私は結婚し、 1人の子を授かった
そして生まれつき病弱だった私が、 あの日を境に元気になれた。
??
久美子
ゆり
久美子
ゆり
久美子
久美子
それは黄色と青と赤の、 チューリップだった。
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