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春千代編です
ちょっと長めです
千花と春千代が出会う頃の話
マイキー
春千代
マイキー
春千代
春千代
マイキー
春千代
あー…またマイキーの頭ん中
そいつのことばっかなんだろう…
そいつは特に何をした訳でもない
それなのに
毎日のようにマイキーを
悩ませている相手…
春千代
春千代
俺は、千花と言う奴とは
まだ会ったことがない
だけど、
ずっと嫌いだった…
さーて、どうやって
虐めてやろうか…
春千代
春千代
春千代
春千代
千花
春千代
春千代
そこには
俺が想像していたよりも
遥かに違う女がいた。
千花
今にも折れてしまいそうな腕…
春千代
伸びきってしまっている髪…
それに
こいつ…目に光ねぇ…
…そんなことを考えていたら
突然
千花
千花
春千代
春千代
さっきよりも顔色が悪くなった
春千代
春千代
千花
春千代
どんどん顔色悪くなってんだけど…
春千代
グイッ(春千代が千花を持ち上げる)
千花
千花
春千代
春千代
あー勝手に体動いちまった…
…それからだ
俺がおかしくなっちまったのは
数週間後
千花
春千代
春千代
千花
千花
春千代
千花の笑顔を見ると
ドキドキすることが増えた…
なんだ、これ…?
千花
春千代
千花
千花は初めて会った時とは
比べ物にならないくらい変わった
髪を切ったし
体の肉付きも取り戻しつつある
それに、何より
沢山笑うようになった…
…あの光がねぇ目が嘘だったかのように
春千代
春千代
春千代
春千代
俺はこの時
千花に抱いていた感情に
気づかない振りをした。
そんなある日
バンッ!バンッ!!💥🔫
春千代
マイキー
春千代
マイキー
春千代
マイキー
春千代
春千代
何か様子がおかしい…?
数分後
千花が突然言ってきた
千花
千花はここ数ヶ月マイキーにあっていないらしい…
春千代
春千代
千花
そう言う千花は
''また''泣いた。
…もう確信しちまったよ
千花はマイキーが好きなんだろう
でも、それに千花は気づいてない
だから、
春千代
春千代
俺が千花に教えてやるよ…
お前はマイキーが好きなんだよ
でも、苦しい思いしてるんだろ?…
もう千花の泣いてる顔なんて見たくねぇ
だからさ、
…俺を好きになれよ
お前を幸せにしてやるから
…そう言おうとした
千花
でも、千花は…
千花
…辛いと言った
春千代
春千代
春千代
こいつは俺の事なんか
微塵も想ってねぇ…
俺が入る隙なんかねぇってか、
千花
……、
春千代
…仕方ねぇな
春千代
(春千代が紙に地図を描き、千花に渡す)
千花
応援してやるよ
春千代
お前の恋ってやつ…
春千代
…もう、
千花が笑っていてくれるなら…
……それでいい。
そして、初めて自覚した恋は
静かに消えていった…
春千代編終わり