ルイの部屋
ルイ
ツカサ
凛と咲く薔薇を眺めていると、 ツカサが部屋に戻ってきた。
ツカサ
ルイ
薔薇を見つめながらそう応えると、 動揺したような声音で ツカサが問う。
ツカサ
ルイ
ルイ
淡々とそう言ったルイに、 何も言えず黙り込む。
ツカサ
ルイ
呆れたような口調でそう言われ、 言い返せなくなってしまった。
ルイ
ルイ
ルイ
薔薇から視線を外し、 困り果てたような表情の ツカサを見つめた。
ツカサ
おずおずとそう答え、 言いづらそうに話し始めた。
ルイ
ルイ
文字が書き連ねられた 備忘録を見つめながら、 そうまとめた。
ツカサ
ルイ
ツカサ
ページをぐしゃりと握り、 破り捨てた。
ルイ
ツカサ
意外な言葉に、 呆然として固まる。
ルイ
ルイ
ルイ
ハッとして顔をあげた瞬間、 ルイもまた、呆然として 目を見張っていた。
ルイ
ルイ
ルイ
はらり、と涙がルイの頬をつたい、 生ぬるい空気を引き裂いていった。
ツカサ
どんな関係でいたいと 願っているのだろうか。
ツカサ
本当に好きなのだろうか。
ツカサ
椅子から立ち上がろうとすると、 ルイがツカサの服を掴んだ。
ツカサ
ルイ
ぐしょぐしょの顔で、 幼子のように訴える。
ルイ
ルイ
ルイ
悲痛な言葉で訴えられたが、 他人のような 返ししか出来なかった。
ルイ
ツカサ
ルイ
ルイは、赤く腫れた目元を擦ると、 ノロノロと椅子から立ち上がった。
ツカサ
ルイ
見るに堪えない下手くそな笑顔に、 思わず大きな声が出る。
ツカサ
ルイ
地下の牢獄で話したときよりも 儚げな雰囲気を持つルイを見ると、 不安で不安で仕方がない。
ツカサ
ツカサ
全てを諦めたような表情で、 外を見つめながら言った。
ルイ
ルイ
淡々と語るルイは、 感情が混ざり合う、無惨な表情で。
ルイ
ルイ
ルイ
「 捨てられたくない 」 と泣いていた彼は どこへ行ったのだろうか。
ツカサ
ルイ
微笑むルイを見ていると、 不安が募っていく。
ツカサ
ルイ
ルイ
ツカサ
ルイの全てが愛おしくて 堪らなかった。
ツカサ
ルイ
ツカサ
ツカサ
ツカサ
ルイ
ルイの腕を掴み、 引っ張って抱き寄せる。
ツカサ
ツカサ
動揺するルイに、 噛み付くようなキスをした。
コメント
1件
やっぱり好きだなァ~~! これだから将参はやめられない,