小豆
…春空くん、キャプテンまただよ。

春空
え~…またか…

優人
……いっつもかわいそ。

凛花
え〜?なになにぃ?なにがかわいそーなのぉ?

小豆
……あ、そーだ。ねね、今日マック行かないか?

春空
あ、いいね。

優人
優人も賛成。

凛花
ちょっとぉ!無視しないでぇー

そう言いながら凛花はキャプテンの肩を揺らし顔を近づけた。
優人
うわ…なに。

凛花
ねぇねぇ~!今日わたしもついて行くねぇ~♡

春空
え…お前も来るなら俺行かないわ。ごめんね、小豆。

小豆
あ、アンタが来るならボクも行かない。

凛花
えぇ~ッ!?ひっどぉい!ぷんぷんッ

優人
おえ…早く離して?

はぁ…気分悪…なんて思いその場をあとにした。彼らと話し合い、今日の放課後公園で落ち合うことにしたんだが、ここで悲劇は起こった。
小豆
…お待たせ。ごめん、遅れた。

春空
小豆…!全然いいよ。

優人
うん。全然おっけー。

小豆
ふたりとも、ありがとね。

凛花
あ~!やっぱり居たァ~♡

春空
…!?

小豆
…なんでアンタが…

優人
……なんで…

凛花
え~?なんでって、そりゃあ話聞いてたもぉん♡

小豆
おわ…さすがに引くわ…

春空
…これは…ちょっと…

凛花
え~?ってか、わたしアンタ達に用があるんじゃなくてぇ!優人くんに用があるのぉ♡

うわ…可哀想…と思ったが口には出さなかった。またアイツはキャプテンに顔を近づけ、グイグイと話しかけている。なんとも不憫だ。
小豆
……そろそろ我慢が出来ないんだけど…

優人
……ホントそれ。まじうざいの。

春空
同意。嫌われてること気づかねぇのかよ。

凛花
えっえっ?何言ってるのぉ?
