運命な俺ら

ご本人様には関係ありません 青水 地雷の方はお引き取りください

ただいま僕絶賛大ピンチ

いふくんが、

いふくんがぁ……

限界めんへらになった…

なんでこうなったの！？

僕普通にいふくんの部屋の前通り過ぎただけだよね！？

なのになんでいふくんの部屋のベッドに押さえつけられてんの！？

意味わかんないんですけど！？

え…待ってもしかしてだけど……

りうちゃんからのあのLINE！！

こーゆーことかいっ！！！

気をつけるって言ったって僕何も…

不服そうに顔を歪めて僕の手首にこもっていた力を少し弱めるいふくん

僕はずっといふくんしか見てないのに

いふくんは縋り付くように僕の肩に顔を埋める

あぁ、僕は愛されてるんだな

いふくんからの愛が甘い

こんな愛されてるのに、不安になっちゃって

涙が止まらない

未だに寄りかかってくるいふくんをぎゅっと抱きしめる

泣きながら縋る僕にいふくんはびっくりしながらも頭を撫でてくれた

けど僕は知らなかった

いふくんが薄く笑っていること

いふくんに噛まれた僕の項にはGPSが入っていること

いふくんと僕は

運命の番なんかじゃなかったってこと