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ふゆきの部屋

時刻は、深夜の1時。

ふゆきは、自分の部屋で定期テストに向けて勉強に励んでいた。

ふゆき

もう、深夜の1時か…

深夜になったにも関わらず、ふゆきは、悩み事のせいで全然眠れずにいた。

そう、ふゆきは、ゆうやに告白をするか、しないかで悩んでいたのだ。

ふゆき

はぁー
どうしよ

ふゆき

(告白する勇気がそもそもないし)

ふゆき

(いきなり、幼なじみから告白なんてされたらびっくりするし、気持ち悪いよな…)

ふゆき

(最悪、元の関係に戻れないなんてことも…)

ふゆき

考えただけで恐ろしいや

俺、神崎ふゆきと星野ゆうやは、小学校に入る前から、よく遊ぶような仲だった。 そして、小中高と同じ学校に通っている。

でも、最初からゆうやに対して恋心があったわけでは、なかった。

ゆうやに対して、恋心を自覚したのは、今から4年前のことだ。

4年前

俺とゆうやは、中学の時、バスケ部に所属していた。

これは、俺が中学2年、ゆうやが中学1年の時の春のお話だ。

俺達は、いつものように部活に励んでいた。

キャプテン

今日は、最後にAチームとBチームに分かれて試合をするよー

キャプテン

チームごと名前呼んでくぞー

キャプテンは、チームごと名前を呼んでいく。

キャプテン

じゃあ、早速試合開始な!

バスケ部員達

はい!

ふゆき

ゆうやもAチームじゃん
よろしくな!

ゆうや

あぁ
よろしく

ビーー

試合開始のブザーが鳴る。

ゆうやは、早速ドリブルで相手コートをきり崩していく。

そして、ゆうやは、そのままシュートを決めた。

ゆうや

よしっ

ふゆき

ゆうや!ナイス!

ゆうや

あぁ!

ゆうやは、この時、中学1年だったが、既に部員の中の誰よりもバスケが上手かった。

ふゆき

(俺も、頑張ろう!)

試合終了まであと1分をきった。

スコアは、俺達AチームがBチームに1点負けていた。

Aチーム バスケ部員

くっ
星野!頼む!

ゆうや

はい!

ゆうやは、パスを受け取った。

ゆうや

なっ!

ゆうやがパスを受け取った瞬間、ゆうやに、Bチームの2人がディフェンスに付く。

ふゆき

(ゆうやに、ダブルチーム!?)

ふゆき

(でも1人に、2人がディフェンスについてるんだ)

ふゆき

(それって1人がフリーになるってことだ!)

ふゆき

ゆうや!

俺は、ゆうやからパスを貰いに行く。

ゆうや

ふゆき!

俺は、ゆうやからパスを貰う。

ふゆき

よしっ

ふゆき

(あとは、シュートを決めるだけ!)

俺は、バスケットゴールに向かってボールを放つ。

ふゆき

(お願いだ!入ってくれ!)

だが、その願いは届かず、ふゆきの放ったシュートは決まらなかった。

ビーー

試合終了のブザーが鳴る。

ふゆき

(くそっ…俺が決めてたら、勝ってたのに…)

ふゆき

(悔しい!)

キャプテン

いい試合だったな!
今日は、練習これで終わりだから、後片付けしたら解散な!

バスケ部員達

はい!

部活終了後

ふゆき

(くそっ…もっとバスケ上手くなりたい)

俺は、人の何倍も努力しないと定着しないタイプだった。

ふゆき

(もっとトレーニングの時間増やそう)

ふゆき

(明日、居残り練習していいか、キャプテンに聞いてみよう)

ふゆき

(ってやべっ
体育館に水筒忘れた)

ふゆき

(取り行かねーと)

ふゆき

水筒あった

ふゆき

(よし、帰るか)

ふゆきは、忘れ物を取り、帰ろうとしたが、片付けていないバスケットボールが1つ体育館の隅にあることに気づいた。

ふゆき

あのボール片付けなきゃな

ボールを片付けようと、体育倉庫に近づくと誰かの声が聞こえた。

ふゆき

(あれは、ゆうやと2年のバスケ部員?)

声を掛けようとしたが、自分のことを話していることに気づき、やめた。

ふゆきは、体育倉庫の扉の前でその話しを聞いていた。

2年バスケ部員 1

なぁ、星野ってふゆきと幼なじみなんだって?

ゆうや

そうですよ

2年バスケ部員 2

へーそうなんだ

2年バスケ部員 1

てかさー今日の試合の最後のプレーやばくなかった?ふゆき!

2年バスケ部員 2

ほんとそれ!
あそこでシュート外すの本当にないわ

2年バスケ部員 1

ふゆきって本当にバスケ下手だよなー

2年バスケ部員 2

だよな!
特に、今日のプレーは酷すぎる笑

2年バスケ部員 1

ふゆきがコートに立って、プレーしてると本当に迷惑だわ

2年バスケ部員 2

ほんと、邪魔!
あんな下手なら、バスケ辞めればいいのに

ふゆき

ふゆき

(確かに、俺バスケ下手だよ
アイツらの言ってることは、合ってる)

ふゆき

(こんな事言われるのは、俺がバスケ下手なせいだ。)

ふゆき

(邪魔…迷惑か…)

ふゆき

(俺、バスケ辞めた方がいいのかな…)

ふゆき

(てかっゆうやも反応困るよな)

ふゆき

(俺、バスケでも、バスケ以外でも、アイツに迷惑かけてばっかじゃん)

ふゆき

(何1つ上手く出来ない、自分が本当に嫌になる。)

ふゆき

(ゆうや、話し合わせるんだぞ
そいつらに意見するとめんどくせーんだから)

2年バスケ部員 1

なぁ、星野
今度からあんな大事な場面でふゆきにパス出すのやめた方がいいぜ?

2年バスケ部員 1

ホント、チームにいらない存在だよな!

ゆうや

はぁー

2年バスケ部員 2

お?どした?ため息ついて
やっぱ、星野もふゆきに呆れてんだろ?

ゆうや

いいえ、呆れていませんよ

ゆうや

ていうか、次も俺は、ふゆきにパスを出しますよ

ゆうや

ふゆきは、チームに必要な存在です

ゆうや

今は、ふゆきよりアンタ達の方がバスケ上手くても数ヶ月後見てて下さいよ

ゆうや

アイツ努力家なんで、絶対に先輩達の何倍もバスケ上手くなってますよ

2年バスケ部員 1

は?

2年バスケ部員 2

お前、調子乗りすぎ
先輩に向かって

ガラッ(扉が開く音)

ふゆき

ゆーうーや
一緒に帰ろうぜ

2年バスケ部員 1


びっくりした

2年バスケ部員 2

ふゆき…

ゆうや

あぁ

ふゆき

さっきは、ありがとな

ゆうや

さっきの聞いてたのか?

ふゆき

あぁ

ふゆき

てかっお前、ああいうの聞き流せよな

ふゆき

俺が出ていかなきゃ、喧嘩になってただろ

ゆうや

お前のこと、あんなに言われたら黙ってられねーっての!

ふゆき

そっか…
ありがと

ふゆき

もっと頑張らないとな!

ふゆき

てか、ゆうやが言ってくれた言葉嬉しかった!

ふゆき

俺に、またパス出す!とか

ふゆき

俺は、努力家だから絶対にバスケ上手くなる!とか言ってくれて

ゆうや

全部聞いてたのかよ
恥ずかし過ぎる

ふゆき

あははっ

ふゆき

お前があんなに言ってくれたんだ
絶対もっとバスケ上手くなってやるぜ

ゆうや

あぁ
お互い頑張ろうぜ

ふゆき

おう!

ゆうやが啖呵をきって、あんなに言ってくれたんだ。

俺は、ゆうやの顔に泥を塗らないためにも、今までよりも、もっと努力をした。

そうして俺は中学2年の夏に、レギュラーメンバーに選ばれた。

あの時、ゆうやが言ってくれた言葉は嬉しかった。

ゆうやは、小さい頃から、空気を読み、人に合わせ、自分の思っていることを口に出さない奴だった。

そんな、ゆうやがあの時、俺の為に言い返してくれて本当に嬉しかったんだよ。

それから俺は、ゆうやに対して親友から好きな人へと見る目が変わったんだ。

高校3年生になった今も、ゆうやへの恋心は消えはしなかった。

ふゆき

(うん、決めた!)

ふゆき

(やっぱり、ゆうやに俺の気持ちを伝えよう)

ふゆき

(伝えれば良かったって、後悔はしたくない)

第16話終わり

オリジナルBLです オレたちが恋なんて

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